UCC上島珈琲がShippioを導入し、輸入業務の革新を実現
UCC上島珈琲株式会社が、株式会社Shippioのデジタルフォワーディングサービスを導入したことが、業界内で注目を集めています。この取り組みにより、同社はコーヒー豆の輸入業務を効率化し、サプライチェーンの安定供給を維持しています。
背景と課題
1933年に設立されたUCC上島珈琲は、コーヒー生豆の生産から販売に至るまで、自社の一貫した体制で品質を追求してきました。しかし近年、豆の国際相場の高騰や需要予測の難しさ、さらにリードタイムの延長といった新たな課題に直面していました。特に、2025年にはコーヒー生豆の相場が過去最高値に達する見通しで、企業のキャッシュフローに大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。これに加え、欧州航路の中東情勢の影響で物流の遅延も悪化する中、企業はより効率的なサプライチェーンの構築を求めていました。
Shippioの導入
そこでUCC上島珈琲は、Shippioが提供する「Shippio Forwarding」と「Shippio Cargo」という2つのサービスを導入しました。これにより、コーヒー豆の輸送手配や文書管理、関係者間のコミュニケーションをクラウド上で統合し、業務の可視化と効率化を実現しています。
1.
Shippio Forwarding: 輸送手配をShippioが行い、自動トラッキングや書類管理がワンストップで可能となります。これにより、貿易実務が劇的に効率化され、進捗状況がリアルタイムで把握できるようになりました。
2.
Shippio Cargo: 製造業や商社の荷主企業向けに設計されたこのサービスは、貿易実務のデジタル化を実現。AI-OCRを活用して書類のデータ化や照合を行い、業務プロセスの複雑さを解消します。
期待される成果
UCC上島珈琲は、Shippioの導入によって情報の一元管理とAIによる照合が実現し、不確実な環境下でも安定供給が可能になりました。また、フォワーダーをShippioに切り替えたことにより、物流コストが約30%削減され、キャッシュフローの改善にも寄与しています。
さらに、自動トラッキング機能のおかげで1日あたりの問い合わせが大幅に減少し、関係者全員がリアルタイムで状況を確認できるようになったといいます。これにより、過去には熟練者にしかできなかった書類の目視照合が「AIインボイス照合」によって自動化され、誰でも正確に業務をこなせる環境が整いました。
UCC上島珈琲の見解
UCC上島珈琲のSCM本部 原料輸入部の長田光司部長は、「Shippio活用により、散在していた情報が一元管理され、安心感が得られた。今回の取り組みで貿易の可視化が進み、全体の解像度を高めることができた」と語ります。会社の目指すところは、デジタルを駆使した「攻めの安定供給」であり、全員が創造的業務に集中できる環境の構築です。
Shippioについて
株式会社Shippioは、国際物流を効率的に行うためのプラットフォームを提供しています。デジタル化を進める企業として、これからも貿易に関わる業務の変革を通じて、業界全体の発展に寄与していくことでしょう。Shippioの導入により、UCC上島珈琲はさらなる高みを目指し、未来の貿易業務に挑戦し続けます。