日本の伝統前掛け「MAEKAKE」の魅力
日本の伝統的な前掛け文化が、フランスでも注目を集めている。フランスのジャーナリスト、ソフィー・ガレ・ソースが手がけた書籍「MAEKAKE by Anything」は、そんな前掛けの歴史や文化的意味を探る一冊だ。ソフィーは、茨城県に数年間住んだ経験があるため、日本文化に対する理解が深い。
書籍の背景
この書籍の制作は、パリで開催される大型インテリアデザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ」での出会いがきっかけとなった。そこで、ソフィーは有限会社エニシングの展示していた前掛けに魅了され、その製作に携わる職人たちの技術にも心を奪われた。2024年3月には日本を再訪し、エニシングの豊橋工場やパートナー工場を訪れ、作り手たちの思いを深く掘り下げたという。
書籍詳細
書籍のタイトルは「MAEKAKE by Anything - The Japanese apron taking over the world-」。著者はソフィー・ガレ・ソースで、言語はフランス語と英語の両方が記載されている。価格は5,500円(税込み)で、この作品を通じて、前掛けの新たな魅力と日本文化の奥深さを伝えることを目的としている。
出版お披露目イベント
本書の出版を記念して、東京都新宿区と愛知県豊橋市でお披露目パーティーが開催される。新宿御苑店では2024年10月24日の16:00から19:00まで、代表の西村による背景説明とパリのポップアップショップについての報告が行われる。
豊橋工場では11月4日祝日の12:00から16:00までトークイベントが行われ、参加者は職人によるファクトリーツアーや前掛け、ハギレ生地の販売も楽しめる。このイベントは二川宿本陣まつりの大名行列と同日に行われるため、地域の歴史探訪と合わせて楽しむことができるだろう。
フランス人記者、ソフィー・ガレ・ソースの活動
ソフィーは、日本の文化をフランスに広める活動を精力的に行っており、今年の秋には深瀬昌久という日本人カメラマンの書籍も出版する予定だ。彼女の活動を通じて、日本の伝統文化が世界でどのように受け入れられるか見守ることが楽しみだ。
まとめ
「MAEKAKE by Anything」は、日本の前掛け文化の魅力を世界に広める手助けとなる一冊である。フランスでの成功を経て、今度は日本での展開に期待が高まる。日本の伝統工芸や文化に触れたい方は、ぜひイベントに足を運んでみてほしい。