第49回日本眼科手術学会にて眼内コンタクトレンズIPCLのセミナー開催
2026年1月30日から2月1日まで、福岡国際会議場で開催された「第49回日本眼科手術学会」において、株式会社アットワーキングとは共催で、眼内コンタクトレンズ「アイピーシーエル(IPCL)」に関する重要なセミナーが行われました。このイベントは、2025年4月に薬事承認を得た新しい医療機器に関する国内治験データが初めて公開された場所となり、多くの眼科専門医が集まりました。
セミナーの内容と参加者
本セミナーでは、IPCLの承認プロセスや治験データの詳細が広く共有され、特にIPCL手術を導入しようとしている眼科医たちにとって、非常に有意義な情報が提供されました。増田寛次郎教授(東京大学)および木下茂教授(京都府立医科大学)が座長を務め、講演者には実際に治験に携わった山村陽先生(バプテスト眼科クリニック)と山本享宏先生(あおば眼科クリニック)が名を連ねました。
導入時の知見を共有
各医師は、IPCL手術に関する臨床経験をもとに、導入時の考え方や手技について具体的なアドバイスを行いました。特に、安全性や有効性の評価についての説明が重要視され、医師たちが新しい技術を導入する際の参考になる情報が豊富に提供されました。講演後の質疑応答では、IPCLの適応や術式選択について活発な意見交換が行われ、参加者同士が臨床に基づいた知識を共有しました。
アカデミックな舞台での発表
セミナーの講演は、スムーズに進行され、参加者の興味を引き続けました。特に、IPCLの治験に関わった医師たちの経験談は実践的であり、技術導入を検討している医師にとって非常に価値があるものでした。また、既にIPCLを利用している医師たちからは、実際の手術手技や症例のシェアが行われ、新しい技術の普及に向けた第一歩が築かれました。
IPCLとは何か?
IPCLは、目に優しいアクリルポリマー素材から作られる眼内コンタクトレンズで、日本では近視や近視性乱視の治療に用いられています。国内では2021年から2023年にかけて多施設共同治験が実施され、109名の患者に対する有効性と安全性が評価されました。その結果をもとに、2025年4月に厚生労働省からの承認が得られ、日本国内でも正式に販売が開始されました。
株式会社アットワーキングの役割
株式会社アットワーキングは、2002年に設立され、医療機器の導入支援やサポート事業を展開しています。今後も、IPCLをはじめとする医療機器の安定した利用環境を提供し続けることに注力しています。そのためには、最新の治療法や技術をプロモーションし、業界全体の発展に貢献するためのセミナーの開催が求められています。このセミナーも、医療者が安心して新しい技術を導入できるようにするための重要なステップであったと言えるでしょう。
未来に向けて
新たな技術の導入は、患者にとっても医療関係者にとっても重要な意味を持っています。IPCLは近視治療の選択肢を広げるものであり、両者にとっての大きな期待が寄せられています。今後もこの分野に対する興味や研究が続けられ、医療技術の進化がより広がることが期待されています。