なぜ私たちはルイジ・ギッリに惹かれるのか?
8月27日の夜、東京都写真美術館で開催中の展覧会「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」をテーマにした特別トークイベント、「わたしたちは、なぜルイジ・ギッリに惹かれるのか?」が行われる。このイベントは、美術と編集を愛する人々が集まり、アートの魅力を共に学ぶコミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」の一環として行われる。
イベントのメインゲストである森岡督行さんは、「1冊の本だけを扱う本屋」として知られる森岡書店の店主であり、文筆家でもある。彼とともに登壇するのは、美術ジャーナリストとして活動する鈴木芳雄さん。この二人の対話を通して、イタリアの写真家ルイジ・ギッリの作品やアプローチについて深く掘り下げる時間が持たれる。
ルイジ・ギッリの魅力とは?
ルイジ・ギッリは1970年代から本格的に写真制作を手掛け、建築や地図といった身近なモチーフを用いて「見ること」の本質を探求してきた。彼の作品は、コンセプチュアルな視点と詩的な感性に支えられており、その独特のスタイルは、多くの人々を魅了している。鈴木さんは、ギッリのアトリエを訪問し、数多くのメディアで彼の作品を紹介してきた経歴を持つ。
参加者は、トークを通じてギッリの作品の魅力を再発見し、展覧会を訪れるきっかけを得ることができる。また、森岡さんが語る「いい写真集の条件」にも触れ、自分の目の前に空間が立ち上がってくるような体験を通じて、写真の魅力を再確認できるだろう。
イベントの詳細
このイベントは、2025年8月27日(水)の19:30から21:00まで、オシロ株式会社の表参道オフィスで開催される。ビジュツヘンシュウブ。メンバーにとっては無料で参加でき、メンバー以外の方は2,500円の参加費が必要となる。イベント中は途中参加や退場も可能で、気軽に参加できる形式になっている。
特に、「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」を見た方や、ギッリの書籍に親しんでいる方々には、新たな視点やインスピレーションを得られる貴重な機会となるだろう。参加者同士の交流も促進され、美術や編集に対する理解を深める時間が提供される。
ビジュツヘンシュウブ。って?
「ビジュツヘンシュウブ。」は、アートに興味を持つ人たちがカジュアルに集まれる場所で、美術ジャーナリストの鈴木さんがナビゲータを務める。このコミュニティでは、関心のあるテーマに従って仲間と共に「編集力」を高めるための活動が行われており、参加者はアートを楽しみながら学ぶことができる。
各種の取材や編集会議が定期的に開催されており、参加者はアーティストとの交流を深めたり、作品に対する理解をより深くすることが可能だ。これまでに様々なアーティストを招いたイベントが行われており、未来の参加者たちにとっても、新しい出会いや発見が待っている。
このように、アートと編集を通じて人々をつなげる「ビジュツヘンシュウブ。」を通じて、ルイジ・ギッリの魅力を新たに発見できる特別な夜となることだろう。
詳細なイベント情報やお申込みについては、公式サイトをご確認ください。