株式会社アルゴは、東京都のスタートアップ社会実装促進事業「PoC Ground Tokyo」において、株式会社ジェイアール東日本都市開発と協力し、ScanPa(スキャンパ)を活用した完全キャッシュレス駐車場の実証実験を始めました。当実証実験は、JR秋葉原駅と浅草橋駅の間に設置されたコインパーキングで実施され、街の遊休地を効率的に活用する新しいモデルの確立を目指しています。
PoC Ground Tokyoとは
PoC Ground Tokyoは東京都が主催するプロジェクトで、スタートアップ企業に対して大企業や行政機関との連携機会を提供し、イノベーティブな技術やサービスの社会実装を促進することを目指しているものです。株式会社ボーンレックスが運営を担い、スタートアップ企業と大企業・行政との相乗効果を創出することが期待されています。
実証実験の詳細
今回の実証実験においては、ScanPaを利用したコインパーキングが東京都千代田区神田佐久間町の高架下エリアに設置されています。この新しい駐車場は、通電設備が不要であるため、設置コストと運用コストの大幅な削減を実現しています。
利用者はスマートフォンを使ってQRコードを読み取り、オンラインで駐車料金の支払いができるため、より便利な体験が提供されます。従来のコインパーキングでは必要だった精算機やゲートなどの設備が不要で、低コストでの運営が可能となります。
新たな価値の創出
今回の取り組みを通じて、都市部の遊休地に新たな価値を見出すことが目指されています。ScanPaを使った駐車場システムは、従来の施設と比較して電力消費を大幅に抑えることができ、環境の持続可能性にも寄与します。これにより、よりエコフレンドリーな都市づくりが実現できるでしょう。
企業の今後の展開
株式会社アルゴは、この実証実験から得られた成果をもとにScanPaの機能改善や展開範囲の拡大を計画しています。これにより、都市開発や不動産活用の新たな可能性を提案し、より革新的なビジネスモデルの創出を目指します。
株式会社アルゴの概要
株式会社アルゴは、完全キャッシュレスの駐車場精算サービス「ScanPa」の提供を行うスタートアップ企業です。北極星コーポレーションの社内ベンチャーから生まれた同社は、エコで効率的な駐車場運営の提案をしています。今後も新たなビジネスの創出に向けて挑戦し続けることでしょう。