新知財資産管理
2025-12-02 14:30:26

AIデータ社とリーガルテック社が共同開発した新たな知財資産管理システム

AIデータ社とリーガルテック社が新たな知財管理システムを発表



2023年10月、AIデータ株式会社(以下、AIデータ社)とリーガルテック株式会社(以下、リーガルテック社)は、ロボット産業向けの知的財産管理とAIを融合させた新しいSaaS(サービスとしてのソフトウェア)モデル「AI孔明™ on IDX」を発表しました。この画期的なモデルは、見えない知財を構造化し、特許やノウハウとしてライセンス提供が可能な仕組みを備えています。

背景


AIやロボティクスの分野では、制御ロジックや行動ログ、最適経路データといったデータ資産が増加しています。しかし、従来の装置構造を中心にした知財の保護手法では、こうした新たなデータの保護が不十分であることが明らかになっています。これらの資産は製品競争力の強化に影響を与えるものでありながら、それを適切に権利化・管理する手法が求められています。

課題


制御データや動作ノウハウは一般に可視化が難しく、企業内でのデータの散在や秘匿化、属人化が進む傾向にあります。また、第三者へのライセンス提供がスムーズに行える環境も整っておらず、知財の活用と保護が難しいという課題があります。このような背景から、AIデータ社とリーガルテック社は共同でこの新しいソリューションを開発しました。

解決策


両社が開発した「AI孔明™ on IDX」は、AIデータ社の知財データ管理プラットフォームにリーガルテック社の「Tokkyo.Ai」などの機能を統合しています。以下のポイントを提供します。
  • - 知財管理: 制御ノウハウやデータを安全に保管し、トレーサブルに管理可能。
  • - テンプレート生成: 動作パターンや発明候補を迅速にテンプレート化。
  • - 無制限のID管理: 使用者のID数やファイル数に依存しない定額課金モデル。

これにより、企業や研究機関、スタートアップは、自らの制御データやアルゴリズムを知財資産として扱い、権利化やライセンス展開を効率良く進めることができるようになります。

期待される効果


「AI孔明™ on IDX」の導入により、以下の期待される効果があります。
  • - データ、動作、ノウハウを一元管理し、知財化のスムーズ化を実現。
  • - ロボット制御技術の外部提供が容易になり、新たな収益モデルの構築が可能に。
  • - 研究成果や初期技術をテンプレート化することで、技術移転や資金調達が加速。

このように、制御データを新たな資産として扱う時代に向け、両社は知財SaaSの実装と普及に向けてさらなる取り組みを継続していく予定です。

企業情報


AIデータ株式会社



AIデータ社は、20年以上にわたり、企業や個人のデータ資産を守るための事業を展開しています。これまでに1万社以上の企業から信頼を得ており、データ共有や復旧といった分野での評価が高まっています。

リーガルテック株式会社



リーガルテック社は、特許調査や発明抽出プラットフォームの開発を行い、知財管理の高度化に寄与しています。今後もAIや知財分野での革新を目指していくことでしょう。


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会社情報

会社名
AIデータ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門5-1-5メトロシティ神谷町4F
電話番号
03-6683-0890

トピックス(IT)

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