株式会社movが株式会社Patheeを子会社化
株式会社mov(代表取締役:渡邊 誠、本社:東京都渋谷区)は、2025年1月22日に公式発表した内容において、株式会社カカクコムから株式会社Pathee(代表取締役社長:寺田 真介)の株式を取得し、子会社化することを決定しました。この動きは、movが進めているインバウンド需要と小売業界のOMO(Online Merges with Offline)の統合による新たなビジネスモデルの構築を加速させるものです。
株式取得の背景と目的
movは、これまで「口コミコム」と「訪日ラボ」というプラットフォームを通じて、口コミを活用した集客支援やインバウンドビジネスの促進に注力してきました。Patheeは小売店舗向けのデジタル販促プラットフォーム「STORECAST」を提供しており、これによりGoogleマップを活用した店舗情報の管理が効率化され、多店舗展開している事業者にとっての業務負担を軽減します。
株式譲渡契約を締結したことにより、Patheeはmovの持つ資源を活用してさらなる成長を目指します。特に、店舗の運営やマーケティングにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が高まる中、movとPatheeが協力して、より高度なサービスを提供していくことが期待されています。
「STORECAST」の魅力
Patheeが開発した「STORECAST」は、小売店向けのデジタル販促ツールです。特に、GoogleマップやGoogleショッピングなどの情報を一元管理し、店舗のポジショニングを強化する機能を持っています。これにより、店舗情報を自動で更新し、ユーザーからの情報提供も受けることで、正確で新鮮なデータを維持できます。
また、多店舗展開している小売チェーンにとっては、各店舗に対する一括管理が可能になるため、効率的に商品情報を発信しやすくなるでしょう。このような機能により、店舗が競争力を持ち続けるための基盤が整います。
movとPatheeの展望
movの代表取締役である渡邊誠氏は、「小売店におけるDXはまだ多くの可能性を秘めている」と述べ、STORECASTがもたらす価値に期待を寄せています。また、インバウンド需要の増加を見越し、両社の強みを活かした事業展開を進める方針です。
一方、Patheeの寺田真介社長も「お客様にとって価値あるサービスの提供を続ける」と強調し、両社のシナジーを最大限に活かしていくとの意欲が示されています。
採用活動の拡大
現在、movではメンバーの採用を強化しており、全職種での採用活動が行われています。詳細はmovのリクルートページを参照してください。
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口コミコムの新しいアプローチ
最新の情報を元に、口コミコムは飲食店や小売店に対して、SNSや地図アプリなどを活用した集客手法を一体管理するシステムを提供し、業務の効率化を図っています。また、AIを利用した口コミ分析による店舗改善の支援も行っており、業種を問わず多くの企業に利用されています。
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このように、movとPatheeの提携は、デジタルマーケティングの新たな可能性を開くものであり、今後の両社の動向に注目です。