住友化学園芸が新たに「KINCHO園芸」として始動
2025年7月1日、住友化学園芸株式会社が新たに「KINCHO園芸株式会社」に社名変更し、デビューを果たしました。親会社が住友化学から大日本除虫菊に移行したことに伴います。この変更により、同社は家庭園芸用薬品や肥料製品の開発において、さらなる進化を遂げることを目指しています。
株式譲渡と新たなスタート
住友化学株式会社は、2025年2月12日に発表されたプレスリリースに基づき、大日本除虫菊株式会社との間で株式譲渡契約を締結しました。これにより住友化学園芸は大日本除虫菊グループの一員として新たな体制に変更されます。約50年以上にわたり、お客様目線での商品開発を行ってきた同社は、この親会社の変更により競争力や経営の効率化を図る姿勢を強調しています。
経営戦略とブランド強化
KINCHO園芸は、家庭園芸のリーダーとしての役割を自覚しながら、顧客のニーズを理解し、それに合致した商品を提供することに注力しています。大日本除虫菊グループに加わることで、殺虫剤や植物用肥料の分野でのシナジー効果を最大限に引き出し、より高度な商品開発に挑む構えです。
「植物とあしたを育てる」という理念のもと、KONCHO園芸は心をこめて商品を提供し、花や緑を通じた健やかな未来の創造に力を入れています。
会社概要
住友化学園芸の基本情報
- - 新社名: KINCHO園芸株式会社
- - 本社所在地: 東京都中央区東日本橋2丁目6番地12号(2025年8月4日以降)
- - 設立年: 1969年
- - 代表者: 上山直英(代表取締役会長)、森本義之(代表取締役社長)
- - 資本金: 2億円
- - 社員数: 約90名
- - 年商: 約80億円
- - 主要業務: 家庭園芸用薬品及び肥料、日用品雑貨などの製造販売
KINCHO園芸の製品ラインには、ベニカやオルトランシリーズ等の家庭園芸用殺虫剤、肥料や植物成長調整剤などが含まれています。また、家庭用のウイルス対策商品の製造も行っています。
親会社の大日本除虫菊株式会社
- - 商号: 大日本除虫菊株式会社
- - 所在地: 大阪府大阪市西区土佐堀1丁目4番地11号
- - 設立年: 1919年
- - 代表者: 上山直英(代表取締役社長)
- - 資本金: 4億4,000万円
- - 主要業務: 殺虫剤及び洗浄剤の製造販売
ブランドの未来
KINCHO園芸は、今後も家庭園芸の発展をリードし続けながら、持続可能な未来環境づくりに貢献することを目指します。花や緑の力を借りて、人々の暮らしをより豊かにする商品の開発に取り組んでいくとしています。新たなスタートを切ったKINCHO園芸の今後に、ぜひ期待したいところです。