東工大生発！ARゲームスタートアップ「CoilSite」が2000万円調達！没入感とユーザー体験にこだわった次世代ゲームで世界に挑む

東京工業大学出身の学生が立ち上げたスマホARゲーム開発企業「CoilSite」が、ベンチャーキャピタルのEast Venturesから2000万円の資金調達を実施した。同社は「世界の幸せな時間の総量を増やす」という壮大なミッションを掲げ、AR技術を活用した没入感の高いゲーム開発に注力している。

CoilSite代表取締役社長の細井椋太氏は、「ARは拡張現実感を高める手段であり、没入感を深めることで従来にないゲーム体験を提供できる」と語る。同社では、ユーザーが飽きずに楽しめるゲーム設計を徹底的に追求しており、AR技術を駆使することで、現実世界とゲーム世界をシームレスに繋ぐ革新的なゲーム体験を提供することを目指している。

細井氏は、ARゲーム開発においては「ユーザーはAR自体には興味がない」という現実的な認識を踏まえ、ユーザーが楽しめるゲーム性を追求している点も強調する。過去にヒットしたゲームの分析やリサーチから得られた知見を基に、ユーザー体験価値を高めるためのAR技術の活用方法を模索し、真にユーザーが楽しめるARゲームの開発に力を入れている。

East Venturesの村上雄也氏は、CoilSiteへの投資理由について、「細井さんのARに対する熱いビジョンと、ユーザーニーズを深く理解した冷静な分析力に感銘を受けた」と説明する。同社は、AR技術を用いたゲーム開発において、ユーザー体験とゲーム性の両立を実現する可能性を秘めていると見ている。

CoilSiteは、今後、新規ゲームの開発や採用活動を通じて組織強化を進め、世界中のユーザーに愛されるゲームを提供することで、世界一のエンタメ企業を目指すとしている。

CoilSiteが目指すのは、生活とゲームの融合

CoilSiteは、AR技術を活用することで、ゲームを単なる娯楽ではなく、人々の生活を豊かにするツールとして捉えている。同社は、将来的にはゲームを通じて人々の生活をアップデートし、世界中のユーザーに新たな価値を提供することを目指している。

近年、スマホゲーム市場では海外ゲームが席巻している状況だが、CoilSiteは「日本発のゲームで世界を席巻する」という野心的な目標を掲げている。同社は、ユーザーの心を掴む魅力的なゲームを生み出すことで、世界中のユーザーに愛される伝説のゲームを生み出すことを目指している。