早稲田大学の初投資
2026-06-26 09:28:52

早稲田大学が注目のニューロリハビリテーション企業に初投資

早稲田大学のベンチャーキャピタルが新たな挑戦


早稲田大学ベンチャーズ株式会社(通称WUV)は、英国ロンドンのインペリアル・カレッジ発のスタートアップ、Neubond社への投資を発表しました。この投資金額はシードラウンドで100万ポンド(約2.2億円)に達し、WUVがリード投資家として名を連ねる今回、Neubond社はWUVにとって英国企業への初めての投資先となります。

Neubond社の取り組み


Neubondは脳卒中患者のリハビリを支援するために、ウェアラブルデバイスと連携したモニタリングアプリを開発しています。神経科学の専門家たちによるこのプロジェクトは、患者が自宅で運動機能の回復を進められるようサポート。このデバイスはすでに筋活動を高精度に測定し、「動かす意図」を患者に可視化することに成功しています。

臨床医はこのアプリを通じて、患者のリハビリ進捗や筋収縮の状態を把握することが可能で、より効果的な支援を提供できる仕組みとなっています。この技術は、神経力学と神経可塑性に関する先進的な研究に基づいており、筋肉からの信号を捉える微小センサーを採用したウェアラブルデバイスが中心です。

課題解決の必要性


脳卒中患者は、運動機能の障害や筋力の低下、バランスの問題に直面します。リハビリテーションには高い継続性が求められますが、医療現場では人手不足や時間的制約があり、患者が自宅で質の高いリハビリを続けるためのニーズが急増しています。

Neubond社は、そのウェアラブルデバイスとアプリの組み合わせによって、患者のリハビリの努力を可視化し、医療従事者がリモートで進捗を把握できる仕組みを提供します。このことが、在宅でのリハビリテーションの質を向上させ、医療と患者の双方をサポートすることを目指しています。

投資の根拠


WUVは、Neubond社が持つバイオエンジニアリングの深い研究基盤と、患者のニーズに応じた製品設計に高い評価を寄せています。これまでNeubond社は、ERCからの助成金を含む多額の資金を活用して、デバイス開発や臨床研究、ユーザーからのフィードバックを得てきました。15名の患者へのパイロット研究では、使用開始から1ヶ月で30%の可動域改善が確認されたことも大きな成果です。

今回の資金は、製品開発の最終化や医療機器認証の取得など、さらなる進展に向けて幅広く活用されます。

共同創業者たちのビジョン


Neubond社の共同創業者であるDr. Patrick Sagastegui氏と柏倉淳平氏は、それぞれの専門知識を生かし、プロダクトの開発と運営を担います。Sagastegui氏は生体工学の専門家で、可視化とフィードバックによるリハビリの重要性を強調しています。一方、柏倉氏は、リハビリにおける患者のモチベーションの必要性に焦点を当て、患者が自らの努力の成果を感じ取れる環境の実現を目指しています。

早稲田大学との連携


Neubond社は、早稲田大学の石井裕之教授をアドバイザーに迎え、ロボティクス研究の観点からもその技術的基盤が強化されています。早稲田大学とNeubond社、さらにはインペリアル・カレッジの三者間の連携は、グローバルに展開可能なリハビリテーションのエコシステムを構築する助けとなるでしょう。

未来への期待


WUVは、曲がりなりにもこうした技術が脳卒中患者の未来を変える可能性を秘めていると期待し、引き続き支援を行っていく方針です。リハビリテーションに新たな風を吹き込むNeubond社の動向には目を離せません。今後の展開に大いに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
早稲田大学ベンチャーズ株式会社
住所
東京都新宿区西早稲田1-21-1早稲田大学西早稲田ビル2階201
電話番号

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