Linkholaとフジサワ、ボランタリークレジットでの協業でカーボンニュートラルへ前進

Linkholaとフジサワ、ボランタリークレジットでの協業

最近、株式会社Linkhola（以下、Linkhola）と株式会社フジサワ（以下、フジサワ）は、ボランタリークレジットの応援購入に関する基本合意を成立させました。これにより、両社はカーボンオフセットプラットフォーム「EARTHSTORY」を通じての連携を強化し、特に中小企業の環境への取り組みを支援することを目的としています。

包括合意の目的と背景

フジサワは1923年に創業された建物メンテナンス企業で、環境経営システム「エコアクション21」に2013年から取り組んできました。フジサワは、企業としての環境へのコミットメントを示すため、サプライチェーンにおける温室効果ガスの排出削減に向けた具体的な施策を必要としています。その中で、Linkholaが提供するボランタリークレジットの活用を決めた理由は、特に社有車の燃料消費に起因するCO2排出量をオフセットするためです。

今回の合意に基づく取り組みでは、まずサプライチェーン全体での排出量削減を加速することがメインの目的です。これにより、持続的なカーボンオフセットを実施するとともに、中小企業の脱炭素支援モデルを確立することを目指しています。両社は、遮熱塗装のクレジット化プロジェクトを具体的に進めているため、協力関係は更に深まる見込みです。

EARTHSTORYクレジットの概要

「EARTHSTORY」は、ユーザーに対し、カーボンオフセットのためのボランタリークレジットを提供するプラットフォームです。その特徴の一つとして、第三者審査を行い、環境や社会的な側面で問題のあるプロジェクトを排除しています。また、クレジットの創出者と利用者の関係を明確にし、地域創生にも寄与する取り組みです。

Linkholaの代表取締役である野村恭子氏は、「この合意は中小企業にとって手が届きやすいカーボンオフセットの実例となり、私たちの取り組みが日本のボランタリークレジット市場のさらなる拡大に寄与することを期待しています」と語ります。

中小企業への支援

フジサワの代表取締役、藤澤星氏も、今回の取り組みが中小企業にとってどれほど重要かを強調しました。「リンクホラのボランタリークレジットは、中小企業にとって引き合いを持っているが、利用するのが難しい現状を変える助けとなるでしょう。特に、社有車からの排出削減にフォーカスした取り組みは、私たちだけでなく、他の中小企業にも大いに役立つことでしょう。」

未来に向けて

この基本合意は、両社が国家的なカーボンニュートラル目標に対し、どのように寄与していくかの重要な一歩です。中長期的には、太陽光発電や森林、EV（電気自動車）などの多様なクレジット取引も視野に入れており、国内ボランタリークレジット市場の更なる拡大も目指しています。両社の専門知識と経験を生かして、企業と地域が一体となって持続可能な社会を構築していくための取り組みにますます期待が高まります。

これからもLinkholaとフジサワのさらなる活躍に注目です。彼らの共通の努力が、持続可能な未来への道を切り開くことを期待しています。