高齢者の働く場が広がる！仙台でポスティング説明会を開催

高齢化社会において、健康寿命が延びる現代、働きたい高齢者が増加しています。その背景には、ポスティング事業を通じて活躍している高齢者の実態があります。特に、株式会社アオバヤ（本社：仙台市泉区）は、全店舗4,000名の配布スタッフのうち、およそ半数が60～70代の高齢者で占められているという現状があります。これは、5年前と比べて1,163名増加したことを意味します。

このような増加に伴い、株式会社アオバヤは、より多くの高齢者に向けた仕事の情報を提供するために、4月9日と11日に仙台市内で「アドポスお仕事説明会」を開催します。ポスティングの仕事は、安定した収入と社会とのつながりを提供するための大切な機会となるでしょう。

高齢者の働きたい気持ち

働く高齢者数が過去最高となっており、その理由は多岐にわたります。2021年4月に施行された改正高年齢者雇用安定法や、年金制度の改正により、70歳までの就業確保のための努力義務が追加され、国も高齢者雇用の促進に力を入れています。国勢調査によると、70代の仕事探しに対する需要が急増していることが明らかになっています。

仕事探しのニーズと高齢者の現状

2022年4月からの年金制度改正では、受給年齢の引き上げが行われ、65歳未満の層が70歳くらいまでの働き方を希望しています。高齢者の労働力は現在、企業にとって貴重な資産であり、積極的に利用する必要があるとされています。しかし、企業側の受け入れ態勢が整わず、健康上の懸念や適応力に対する不安から、高齢者を実際に雇用する企業は少数です。

ポスティング事業が提供する機会

ポスティングの仕事は、週に2～3日、1日3時間程度、明るい時間帯に地域内のチラシを配布する仕事です。この仕事では、60代までは女性の比例が高く、70代になると逆に男性が多くなります。アオバヤの現場では、安定収入を望む高齢者が多く、特に「家に引きこもるよりも、社会とのつながりを持ちたい」といった声が多数寄せられています。

実際に働く高齢者の中には、「仕事のおかげで健康が改善した」という嬉しい報告や、生活に充実感や張り合いが生まれたという事例が増えています。