介護を支えるおむつデザイン
2019-10-24 16:20:02
光洋‐ディスパースが受賞した大人用紙おむつのデザインと機能性の全貌
光洋‐ディスパースの新たな挑戦
株式会社光洋‐ディスパース(横浜市金沢区、社長:高木孝昌)は、介護業界に特化した業務用大人用紙おむつの専門メーカーです。1973年の創立以来、現場の多様なニーズに応えた製品開発を行い、多くの病院や介護施設で利用されてきました。
特に注目していただきたいのが、2019年度にグッドデザイン賞を受賞した「ディスパース幅広テープ」です。本製品は、介護現場のスタッフが初めて使用する際でも迷わず使えるように、設計されています。その特徴は、単なる機能だけでなく、デザインにも工夫が凝らされている点です。
製品の特長
1. サイズが一目でわかる
「ディスパース幅広テープ」では、テープの止め位置がフロンタルターゲットを示す〇や□のモチーフに配置されていることで、適正サイズが簡単に判断できます。テープがモチーフ列の内側や外側にある場合、サイズ変更が必要なことがすぐに分かります。この工夫により、介護者の負担が軽減され、高齢者の快適な使用を促進します。
2. 装着が容易なデザイン
左右のテープ位置を分かりやすく示すために、サイズごとに設計されたモチーフ列が特徴です。この機能があることで、介護者はより簡単に装着することができ、正しいバランスでの固定が可能になります。この遊び心あるデザインが、介護の現場に少しでも楽しさを添えられることを目指しています。
3. 判断しやすいサイドデザイン
外側バックシートには、センターラインと淡い市松模様が施されています。この模様のおかげで、オムツが体に対して正しく装着されているかどうかが一目で判断できます。左右のバランスが悪い場合は模様が均等に見えず、介護者が不具合に気付く手助けとなります。
審査委員の評価
介護製品のデザインは、被介護者と介護者の双方のニーズに応えることが求められます。不慣れな介護者の不安感を解消し、ケアのクオリティを向上させることが本製品の大きな目的です。介護現場で求められる機能性だけでなく、心理的な支えにもなっている点が、高く評価されています。
グッドデザインエキシビジョン2019
受賞を記念して、「グッドデザインエキシビジョン2019」にも出展されました。会期は2019年10月31日から11月4日で、会場は東京ミッドタウンです。この展示を通じて、さらに多くの人々に製品の魅力を知ってもらい、販売拡大を目指します。
さまざまな取り組みへ
光洋‐ディスパースは、今後も引き続きデザインや機能性の向上に努め、ブランドイメージの向上を図る意向です。高齢者の尊厳を守り、快適な生活を提供するために、常に新たな挑戦を続けていきます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社光洋
- 住所
- 神奈川県横浜市金沢区福浦1-5-1
- 電話番号
-
045-701-2210