がんサバイバー・クラブ
2017-06-01 11:53:21

がんサバイバーを支える新たな取り組み「がんサバイバー・クラブ」が始動

がんサバイバーを支える「がんサバイバー・クラブ」の始動



日本対がん協会が新たに設立した「がんサバイバー・クラブ」は、がん患者やその家族に向けた支援を強化する目的で、2023年6月1日に開設されました。これは、がんに関する情報の拠点としての役割を果たし、患者同士や家族、医療従事者とのつながりを促進することを目指しています。

がんの現状と必要性


日本では、毎年約100万人が新たにがんと診断されています。この厳しい実態は、2人に1人が生涯にわたってがんを患う可能性があることを示しており、誰もがこの病気に無縁ではないことを物語っています。日本対がん協会は、設立以来がんに関する啓発活動を通じて、がん検診や相談業務を展開してきましたが、新たに「がんサバイバー・クラブ」を開設することで、さらに力強い支援体制を整えることができるようになりました。

「がんサバイバー・クラブ」の基本的な内容


「がんサバイバー・クラブ」では、サイトを通じてさまざまな情報を提供します。特に、「治りたい」「普通の生活がしたい」「支えたい」の3つを基盤にした活動を展開します。具体的には、がん治療情報や就労相談、がんに関するQ&A、患者会の情報などを充実させ、相談窓口としての機能も果たします。これにより、がん患者が安心して情報を得られる環境を整える狙いです。

また、参加者は隔週で配信される無料メールマガジンを通じて、新しいコンテンツや情報を受け取ることができます。このメールマガジンは、がんサバイバーにとって有益な情報源となるだけでなく、オンラインコミュニティとしての役割も果たします。メールマガジンの登録は、公式ウェブサイトから可能です。

コミュニティの形成と希望の提供


「がんサバイバー・クラブ」では、がんに立ち向かう人々が互いに励まし合える環境づくりを目指しています。がんサバイバーの体験談を紹介する「サバイバーストーリー」コーナーや、患者を支えるケアギバーの方々の活躍も取り上げることで、参加者同士の理解を深めるきっかけを作ります。これにより、がんの治療中または治療後の生活についての希望や勇気を持てるようにサポートしていきます。

日本対がん協会の使命


日本対がん協会は、「がん撲滅」という目的のもと、1958年に設立されました。以来、がんの早期発見や生活習慣の改善について多岐にわたる活動を行い、その支援は多くの人々に届いています。今後も「がんサバイバー・クラブ」を通じて、がん患者やその家族に対するより良い支援を提供し、がんに立ち向かうすべての人が希望を抱けるよう助けていくことが期待されています。

まとめ


「がんサバイバー・クラブ」は、がんに関する知識を深めるだけでなく、がん患者同士のつながりを育む重要な役割を果たすことを目指しています。がんという病気は、個々の闘病体験によってさまざまな色を持っていますが、その中でも希望を持ち続けることが大切です。この新しい取り組みが、多くの人々に温かい支援とつながりをもたらすことを願っています。

会社情報

会社名
公益財団法人日本対がん協会
住所
東京都中央区築地5-3-3 築地浜離宮ビル7階
電話番号
03-3541-4771

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