新たな純木造マンション
2025-09-08 16:04:05

希少な純木造のラーメン構造を採用した新しいマンション

希少な純木造のラーメン構造を採用した新しいマンション



最近、埼玉県さいたま市に本社を置くAQ Groupが手掛ける純木造6階建てマンション「AQフォレスト武蔵関」が、国土交通省の「令和7年度優良木造建築物等整備推進事業」に選ばれました。このプロジェクトは、2050年のカーボンニュートラルを目指すものであり、環境に配慮した木造建築の普及を促進する役割を担っています。

AQフォレスト武蔵関とは?



「AQフォレスト武蔵関」は、東京都練馬区に位置し、「純木造普及型ラーメン構造」という独自の建築技術を採用しています。この構造によって、都心部の狭小地でありながら中大規模の木造建築が可能となります。延床面積936.57㎡、木材使用量約300㎥、高さ21m超の建物は、一般的な木造建築とは異なり、鉄やコンクリートを一切使用しない純木造で設計されています。

このプロジェクトは、木材による炭素貯蔵効果を期待されており、持続可能な未来を目指すための重要な一歩となります。国土交通省からの補助を受けることで、より多くの人々がこの革新的な木造建築に触れる機会を得ることでしょう。

中大規模木造建築の新しい可能性



近年、都市部において木造建築は再注目を浴びていますが、特に「AQフォレスト武蔵関」はその中でも際立った存在です。通常、中大規模木造建築は1階部分が鉄筋コンクリートで構成され、木材が上層部分に使われることが一般的です。しかし、このマンションは主要構造を全て木材で組むことで、軽量かつ高強度な構造を実現しています。これにより、耐震等級3、劣化等級3、耐火等級4と、いずれも最高基準を取得予定です。

AQ木のみ構法の革新



「AQフォレスト武蔵関」で採用された「AQ木のみ構法」は、東京大学名誉教授の稲山正弘氏との共同開発によって生まれた最先端の技術です。この構法は、一般住宅用の木材を活用しつつも、高度な耐震性と安全性を誇っています。狭い土地でも、高い居住性能を保ちながら、開放感のある空間を実現することが可能です。

環境に配慮した未来の都市開発



AQ Groupは、これからも「AQフォレストシリーズ」として、都心各所での木造建築を進める計画をしています。2024年には純木造の8階建て本社ビルを完成させ、さらに環境に優しい建物を地域に提供することで、持続可能な社会の推進に貢献する意向を示しています。

「AQフォレスト武蔵関」は、都心部での環境配慮型の居住空間を提案する重要なプロジェクトであり、今後の都市の風景を変える期待が寄せられています。私たちの周囲に、より環境に優しい建築物が増えていくことを願い、AQ Groupの挑戦に注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社AQ Group
住所
埼玉県さいたま市西区三橋5丁目976番地1
電話番号

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