慶應義塾大学矢上イノベーションラボラトリーとは
2025年に開設された慶應義塾大学のYagami Innovation Laboratory(YIL)は、社会課題解決を目指す新たなイノベーションの拠点です。この施設は、国内外のスタートアップや研究プロジェクトを支援するために設立され、特にAIや科学技術を通じた社会実装に焦点を当てています。YILは、地域中核・特色ある大学の強化促進事業に選定されており、今回のシンポジウムでその1周年を祝います。
シンポジウムの概要とテーマ
2026年6月26日に、YILは「AI・科学技術・社会」というテーマでシンポジウムを開催します。このイベントは、フィジカルAIを中心に、人工知能と現実世界の統合がもたらす新たな可能性を探る場です。特に、AI技術が視覚障害者の移動を支える新しい社会インフラの構築や、AIと人の共生についての観点から議論が展開される予定です。
招待講演者の紹介
シンポジウムでは、名だたる専門家による招待講演が行われます。以下は主な講演者の紹介です。
- - 浅川智恵子氏: 慶應義塾大学特任教授であり、IBMフェローエメリタ。視覚障害者のためのAIスーツケースに関する講演を予定しています。これにより、AIがどのように視覚に頼らずに安全に移動できる環境を提供できるのかを語ります。
- - 小野智弘氏: KDDI総合研究所のHuman-Centered AI研究所長。日常に溶け込むAI、自然との共生に向けた最新の取り組みについて講演し、実世界データ活用の重要性についても触れます。
- - 嶌本慶太氏: 株式会社安川電機技術開発本部の先端技術担当主事。AIとロボット技術がつながり、現場の製造効率化に向けた実例を紹介します。
理工学部研究最前線の講演
シンポジウムでは、慶應義塾大学理工学部の教員による最先端研究の講演も行われます。
1.
石上玄也教授: 宇宙探査時代を支えるAI技術と「うごかすStudio」による人材育成について。
2.
松谷宏紀教授: エッジAI技術の進展について。
3.
野崎貴裕准教授: 身体性相互作用によるロボティクスの基盤に関する研究を紹介します。
イベント参加方法と詳細
本シンポジウムは現地で開催され、参加費は無料です。定員は200名で、事前の申し込みが必要ですが、当日の参加も可能です。申込は
こちらのフォームから行えます。具体的な開催日時は2026年6月26日13時から16時40分まで。会場は慶應義塾大学矢上キャンパス14棟地下2階マルチメディアルームです。
結論
慶應義塾大学のYILが開催するこのシンポジウムは、AI技術と科学がもたらす新しい社会の可能性を探る重要な機会です。参加者は専門家の講演を通じて、未来のイノベーションに関する知見を得るとともに、意見交換ができる貴重な経験を持てることでしょう。AIと人間社会の融合が進む中、学びの場であるYILは今後も多くの挑戦を受け入れ、新しい価値創造につなげていくことでしょう。