バックテックが企業のストレスチェックを無償提供、メンタルヘルス対策を強化

株式会社バックテックがストレスチェックを無償提供

株式会社バックテックは、厚生労働省が発表したストレスチェック義務化の対象拡大を受けて、新たに50名未満の小規模事業者も対象としたストレスチェックシステムを無償で提供することを決定しました。この取り組みは、企業の職場環境の改善とメンタルヘルス対策の強化を目的としており、従業員の健康向上に寄与することを目指しています。

ストレスチェック義務化の背景

ストレスチェックの義務化が進む背景には、企業におけるメンタルヘルスの重要性が増しているという現状があります。多くの企業は、従業員のメンタルヘルス状態を把握することができている一方で、具体的な対策が不足しているとの指摘もされています。これにより、企業は従業員の健康を守るための投資を強化し、職場環境を向上させる必要がありました。

小規模事業者への支援

小規模事業者にとって、ストレスチェックの導入はコスト面での負担が大きいことが課題となっています。バックテックの無償提供は、これらの企業が手軽にストレスチェックを実施できるようにするもので、従業員のプライバシー保護についても配慮しており、厚生労働省の方針に基づいた対応が進む予定です。企業がストレスチェックを簡便に行える環境が整うことは、職場のメンタルヘルス改善に繋がるでしょう。

企業の声

バックテックの取締役COO、満沢氏は「ストレスチェック義務化の拡大は、企業にとってプラスの影響をもたらす」と述べ、可視化だけではなく具体的な対策に投資する企業が増えることを期待しています。企業の生産性向上のためには、従業員の健康管理が不可欠であり、今回の取り組みはその一助となりたいという思いが込められています。

バックテックとは

株式会社バックテックは、京都大学大学院医学研究科からスタートした健康経営支援のベンチャー企業です。企業のメンタルヘルスを中心としたサービスを提供し、人的資本経営の戦略立案にも力を入れています。特に、メンタルヘルス不調対策として提供されている『ポケットセラピスト』は、専門の医療職がサポートし、多くの企業に導入されています。