介護現場の心温まる言葉を集めた『けあことば100選』
介護という職業には、通常の仕事以上に心の温かさや配慮が求められます。その中で交わされる言葉は、計り知れない価値を持つ「ことばの資産」といえるでしょう。一般社団法人けあとともには、これらの言葉を効果的に活用できるよう、PDF形式の対話ツール『けあことば100選』を完成させました。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、経済産業省が推進する「OPEN CARE PROJECT」の理念に基づき、地域社会に対する介護の理解を深めることを目的にしています。過去半年間の交流活動を基に、介護現場で実際に使用された言葉を集める作業が行われ、その結果、「けあことば100選」としてまとめられました。これにより、参加者同士の交流や支援が促進され、介護という社会的な課題についての議論が深まることを期待しています。
ことばの資産の収集
『けあことば100選』は、当団体主催の『つながる交流会』や関連する研修参加者から集めた言葉で構成されています。理事の家族や友人、職場の方々を通じて、実際の介護現場で交わされた言葉を半年間にわたって集約し、温かみのある言葉や感情を反映させました。各章には、「自分を許し、前を向く」ための基準や、「プロとしての誇り」を示す言葉が含まれており、介護に従事する人々が自分自身を支えられるような言葉が多く取り入れられています。
介護の現場を支える対話ツールとして
この『けあことば100選』は、ただの資料として配布されるものではなく、地域の介護支援や交流のための重要な「対話の素材」として活用されます。また、本プロジェクトの一環である研修プログラムや地域イベントでも、心理的安全性を重視した対話の環境作りに寄与していきます。来年春には、収集した言葉の中から特に共感を得たものを表彰する『けあことば100選アワード(仮称)』も予定しており、介護の現場における対話の価値を広めていく計画です。
テレビ放送予定
この活動は、地域の温かさを実感できる貴重な機会となることを目指しており、来る1月27日には、テレビ番組「かんさい情報ネットten.」でこの交流会の様子が放映される予定です。これにより、介護に対する理解が深まり、より多くの人々にこの活動の重要性を伝えることが期待されています。
地域への展開
『けあことば100選』は、兵庫や大阪を中心として、地域社会の一員として機能する「対話の種」として位置づけられています。今後も地域の行政や商工会議所と連携し、この取り組みを広げながら、さらに多くの人々が介護に対する理解を深める機会を増やしていくことを目指しています。
まとめ
私たち一般社団法人けあとともには、介護における言葉の重要性を認識し、これを実現することで、介護の現場を支え、より良い社会の形成に寄与することに尽力していきます。近い将来、対話を通じて結びつく心温まるコミュニケーションの場を、多くの人々に提供できることを期待しています。