NEXYZ.と豊橋信用金庫の脱炭素支援
近年の気候変動の影響を受け、脱炭素社会への移行が急務となっています。そんな中、東京を拠点にする株式会社NEXYZ.Groupと、愛知県豊橋市に本店を構える豊橋信用金庫が連携を図り、地域の中小企業が省エネ設備を導入するための支援をスタートさせました。この提携は、地域経済と環境への両面からの貢献を目指すものです。
パートナーシップの背景
豊橋信用金庫は1921年に設立され、愛知県と静岡県にまたがる33店舗を運営しています。地域金融機関として、地元コミュニティと密接に関与し、持続可能な発展を志向しています。その一環として、NEXYZ.との提携によって、中小企業の省エネ設備導入を支援し、脱炭素社会の実現を目指しています。
省エネ設備の導入支援
NEXYZ.が提供する「ネクシーズZERO」は、LED照明や空調、冷蔵庫などの業務用設備を初期投資0円で導入できるサービスです。この仕組みを使うことで、中小企業は経済的な負担を軽減し、CO₂排出削減を進めることが可能です。さらに、導入した設備から得られる省エネ効果はカーボンニュートラル実現のための活用ができるレポートにまとめられます。
地域経済と環境の好循環
この提携では、豊橋信用金庫が地域の中小企業との強固な関係を活かし、彼らが設備投資を行う上で直面する資金不足や人材不足、知識不足の問題に対し、コンサルティングを行います。これにより、企業はスムーズに省エネ設備を導入でき、地域の施工業者への優先発注を通じて地域経済の活性化も実現します。
今後の展望
NEXYZ.は、2012年から初期投資0円の設備支援サービスを展開しており、現在までに10万件以上の導入実績を持つまでに成長しました。これからも111以上の金融機関と提携を深めながら、全国38拠点で地域密着の事業展開を進めるとしています。「まだない常識を、次のあたりまえに。」という理念のもとで、彼らのエンベデッド・ファイナンス事業はさらなる発展が期待されます。
脱炭素化は社会全体の課題でもありますが、地域金融機関と企業が協力することで、実現可能な道が開かれていくことでしょう。中小企業の力が地域経済を支え、さらには地球環境の保護にも寄与する未来を目指して、NEXYZ.と豊橋信用金庫は力を合わせて進んでいきます。