厚木市とロッテが協定を結び立ち上がる新たな健康づくりの取り組み
神奈川県厚木市において、厚木市、一般社団法人厚木歯科医師会、そして株式会社ロッテの三者が連携し、地域住民の口腔の健康を推進するための協定が2025年3月27日に締結されました。この協定は、厚木市民の健康寿命を延ばし、豊かな日常生活を実現することを目指しています。
三者の協力による健康の促進
協定の主な目的は、口腔内の健康を維持することにあります。具体的には、以下の内容が含まれています。
- - 歯と口の健康に関連する様々な事業の実施
- - 市民に対する口腔健康への啓発活動
- - 「噛むこと」の重要性を広める取り組み
- - 口腔機能の近代化と向上を図るための知識普及
- - 災害時の物資提供を含む被災者支援
具体的な施策について
ロッテは、1948年からの長い歴史を持つ企業で、「噛むこと」や「キシリトール」などを用いた口腔健康のための様々な商品を提供しています。厚木市との協定においても、これらの強みを活かして、地域住民の健康維持に貢献していく方針です。
協定締結式には、厚木市市長の山口貴裕氏、厚木歯科医師会会長の堀真治氏、ロッテの執行役員髙崎誠司氏が出席し、共同の目標に向かっての決意を述べました。
健康寿命を延ばす意義
オーラルフレイルについても触れられ、口腔の機能低下が全身の健康に与える影響が共有されました。オーラルフレイルとは、口腔内の小さな衰えであり、これを放置すると栄養状態の悪化や全身の衰えに繋がる場合があります。特に高齢者においては、口腔機能が身体的な衰弱や介護の必要性、さらには死亡リスクにも関連することが指摘されています。
これからの取り組み
協定締結後、ロッテの髙崎氏は、幅広い年齢層に対して口腔健康の重要性を啓発するための活動を強化する考えを示しました。具体的には、幼児期のむし歯予防を目的とした活動や、オーラルフレイル対策に重点を置いた啓発運動を行うことが予定されています。また、災害発生時には、口腔健康を守るためのツールとしてキシリトールガムの提供も行う計画です。
この協定により、厚木市は口腔健康に対する新たな取り組みを進め、住民の健やかな生活をサポートします。これまで以上に口腔健康に関する重要性が強調され、地域全体で健康づくりに向けた意識改革が期待されます。