コーラル・ブルーム
2021-02-15 15:17:40

サウジアラビア「コーラル・ブルーム」で自然を再生する新感覚観光体験を提供

サウジアラビアの新たなる観光プロジェクト「コーラル・ブルーム」



サウジアラビアの「コーラル・ブルーム」は、自然との共生を目指したユニークなリジェネラティブ・ツーリズムのプロジェクトです。このプロジェクトは、ザ・レッド・シー・デベロプメント・カンパニー(TRSDC)が推進するもので、シュライラ島を舞台として、持続可能な観光地の実現を目指しています。

プロジェクトの発表



TRSDCの会長であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が指揮をとり、建築事務所フォスター+パートナーズによってデザインされた「コーラル・ブルーム」のコンセプトが先日発表されました。このプロジェクトは、単なる観光地の開発を超え、環境保護と生物多様性の保全を中心に据えた取り組みを特徴としています。

プロジェクトのCEO、ジョン・パガーノ氏は、「訪れる人々は、サウジアラビアの独自の自然環境から触発され、心を動かされる贅沢な体験を享受することができるでしょう」と語っています。

自然環境の保護と強化



「コーラル・ブルーム」では、生物の生息地を破壊することなく、島の自然環境を保護しながら、新たな生息地を創出することに注力しています。特に、マングローブなどの重要な生態系の保護が大切にされ、自然浸食を最小限に抑える設計がなされています。

シュライラ島には、旅行者の期待に応える広々とした空間が確保された11軒のホテルが設計されています。これらのホテルは、広大な砂丘と景観に調和した形で建設され、宿泊者が自然の美しさを最大限に楽しむことができるよう設計されています。

没入型のホテル体験



全ての宿泊施設は、映えるように配置され、高層ビルを排除し、壮大な自然景観を存分に楽しめる工夫が施されています。また、ホテルの設計は、過去1年の世界的な状況を鑑み、スペースの確保や隔離に対応したもので、スタッフや来訪者の安全を考慮しています。

環境に配慮したデザイン


「コーラル・ブルーム」の建物は、軽量でエネルギー効率の良い素材を用いられ、持続可能な方法で製造されることで環境への負荷を低減し、地域に調和した設計がなされています。これにより、建物が周囲の自然との一体感を持ちながら、旅行者には新たな発見とリラクゼーションの場を提供します。

持続可能な観光の未来



TRSDCは、本プロジェクトを通じて2040年までに、生物多様性の保護に関する目標を達成することを目指しています。さらに、世界最大規模の地域冷房プラントが導入され、観光地全体が再生可能エネルギーで支えられる予定です。これにより、持続可能でエコフレンドリーな観光地が実現されることでしょう。

プロジェクトの基本計画は、開発が環境に与える影響を検討し、生物多様性をさらに向上させるために進められています。特にシュライラ島は22の開発島の中でも特選され、多くの手を加えられず自然が残される予定です。

開発の進捗と未来展望



「コーラル・ブルーム」は第1段階として、2022年末までに国際空港と4軒のホテルの開業を目指しています。また、2023年には追加のホテルも開業予定で、最終的には50のリゾート施設、さらに6つの内陸地域による整備が計画されています。

この壮大なプロジェクトを通して、シュライラ島は未来の観光地としての地位を確立し続けることでしょう。そして、この新しい試みが「再生型観光」という新しい幕開けをもたらし、世界中から訪れる人々に素晴らしい体験を提供します。

会社情報

会社名
Red Sea Global
住所
Saudi Arabia
電話番号

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