鼻緒とスニーカーの融合
2025-02-05 11:07:53

鼻緒の新たな可能性を示す新感覚フットウェア「ポンダル」の魅力

鼻緒の新たな可能性を示す新感覚フットウェア「ポンダル」の魅力



スニーカーのような履き心地と、鼻緒の良さを兼ね備えた新感覚フットウェア「ポンダル」。このフットウェアは、東京都足立区の企業である『はな壱』が手掛けています。『はな壱』代表の柴田一郎氏は、足元を彩り、履きやすさを追求しました。

新感覚フットウェアの開発背景


近年、和装需要の減少から、伝統的な鼻緒製造業も厳しい時代を迎えています。そんな時、柴田氏はあるショッピングセンターで多くの人々がスニーカーを履いている光景に気付きました。「なぜスニーカーが選ばれるのか」という疑問から、スニーカーの履き心地を再現した新しい履物が必要だと考えたのです。このアイデアから生まれたのが「ポンダル」です。

進化する履き心地


「ポンダル」は、特にこだわりを持ったスニーカー用のEVA樹脂素材を使用しています。その結果、250gという軽量でありながら、足を優しく包むフワッとした感覚を持たせています。この履き心地の良さが口コミで広まり、男女問わず多くの支持を獲得しています。

コロナ禍での挑戦と成功


「ポンダル」の開発は決してスムーズではありませんでした。コロナ禍の最中に製造依頼を行ったため、多くの工場で断られる中、最後の1社が快諾してくれ、試作品の完成までの道のりは長いものでした。しかし、クラウドファンディングでの成功によって、期待以上の鼻緒需要があることも判明しました。

外反母趾へのアプローチ


驚くべきことに「ポンダル」は、外反母趾に悩む方からの支持も受けています。整形外科医が鼻緒履物を推奨することから、新たな市場を切り開くことが可能になったのです。これにより、プロダクトの進化が急速に進んでいます。

市場ニーズに寄り添う


「ポンダル」は当初、30〜50代女性を想定していましたが、意外にも男性特に60代のユーザーが多いことが分かりました。最初は和装履物としての利用が想定されていましたが、現在では年間を通じて使用されることが増え、「外出時にも高級感があり、履きやすい」との声が多く寄せられています。

今後の展望と地域との関係


『はな壱』は「足立ブランド」に認定されており、地域と共にさらに発展する道を模索しています。新しいデザインやコラボ商品を通じて、国内外での展開も視野に入れ、さらなる挑戦を続けています。

「ポンダル」は、ただのサンダルではなく、伝統的な鼻緒文化が現代のライフスタイルに適応した新しい形のフットウェアです。これからも多くの人々に楽しまれる日が待ち遠しいです。


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会社情報

会社名
足立ブランド
住所
東京都足立区中央本町一丁目17番1号足立区産業振興課
電話番号
03-3880-5869

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