近年、オフィスや商業施設、そして医療機関などでの自律走行型サービスロボットの導入が進んでいますが、これらのロボットがその性能を最大限に発揮するためには、エレベータや自動扉といった建物内設備との連動が不可欠です。このようなニーズに応えるべく、CYBERDYNE株式会社は新たに「CY-Net(サイネット)」というマルチベンダー型ロボット-設備連動システムの販売を開始しました。
「CY-Net」は、異なるメーカーの自律走行型サービスロボットをエレベータや自動扉と連携させることで、施設内のどのフロアでもスムーズな移動を実現します。オフィスビルの管理会社との実証を経て開発され、多様なロボットに対応できる汎用性を備えています。これにより、導入時のコストや設定の手間を軽減し、利用施設の効率化が期待できるのです。
具体的には、「CY-Net」は業界標準のRFA規格に対応しており、安全かつ効率的な運用を実現します。ロボットの特長を引き出すことで、施設利用者の体験を向上させ、労働力不足の解消にも貢献します。
例えば、エレベータと連動させることで、清掃ロボットや配送ロボットが自動で階を移動することが可能となり、施設の業務負担を軽減します。このように、「CY-Net」はただの自律走行ロボットの運用に留まらず、人と機械が共存する「テクノピアサポート社会」の実現を目指します。
CYBERDYNE社の代表である山海嘉之社長は、「当社の技術を用いて人々の生活の質を向上させることが私たちの使命です。新たな移動の形を提案する『CY-Net』を通じて、世代を超えた人々の自由度や自立度を高めていきたい」と語ります。
「CY-Net」の販売開始日は2025年4月1日で、月額利用料は1万円(税別)から始まります。具体的な納品日は個別の相談によって決定されます。そして、詳細な料金についてもお見積もりが必要です。
新しい時代の自律走行型サービスロボットを体験したい方、あるいは導入を検討されている企業様は、CYBERDYNE株式会社までお問い合わせください。連絡先は029-869-8448、またはメールでの問い合わせが可能です(
[email protected])。皆様の業務に革新をもたらす「CY-Net」の導入にご期待ください。