エリアクオリア指標の導入
2023-09-05 10:22:58
「エリアクオリア指標」で街づくりを科学的に評価する時代が到来
「エリアクオリア指標」で街づくりを科学的に評価する時代が到来
2023年、新たに「エリアクオリア指標」が本格的に稼働を開始しました。この仕組みは、街づくりがどのように進化しているのかを客観的に定量化するために開発され、徒歩で訪れたくなる魅力ある街を創造するための重要なツールとなりそうです。
エリアクオリア指標の特徴
この指標は、単に街をランキング形式で比較するのではなく、「街(駅)単位」での経年評価を重視しています。大都市全体を対象とするのではなく、地域の特性に応じた評価を行うことで、個々の街の魅力や機能を理解しやすくしています。
1. 定点観測と経年評価: 「エリアクオリア指標」は、KDDIが提供するGPSデータを用いて、「街の居心地」を計測します。このデータに基づき、訪れたくなる街の指標として「共感人口」が定義されています。
2. 情感データの解析: 角川アスキー総合研究所によるSNSのトレンド解析を利用し、街の話題流通量や個性を計測。これにより、街に息づく文化や魅力が数値として表現され、可視化されます。
3. ソフト施策の評価: 単なるハードインフラだけでなく、市民が直接関わるソフト施策やイベントの効果を可視化します。これにより、街づくりの活動がどれだけ地域に根付いているのかが分かります。
4. わかりやすい3段階評価: 街づくり事業者の貢献を「共感人口」に基づき、わかりやすく9段階で評価します。これまでは感じにくかった実感を伴う指標を提供することが目指されています。
エリアクオリア指標の考え方
「エリアクオリア指標」は、居住や就業だけでなく、「街の居心地」を重視することで、都市の個性や魅力を測定します。商業施設の集積や図書館の有無だけでなく、それらがどのように地域住民や訪問者に体験として評価されているかを深堀りしています。
このような定量化により、街の活動量やバランスが評価され、街づくりの方向性がより明確になります。さらに、エリアごとの魅力情報が流通することで、住民の意識を高める手助けにもなります。
価格と展望
提供価格は、スタンダードプランが120万円(税別)。ライトプランも60万円(税別)で提供され、必要な項目に応じて選択することが可能です。この取り組みを通じて、街づくりがどのように進化し、私たちに何を提供できるかが見えてくるでしょう。
街づくりは単なるインフラ整備にとどまらず、地域住民や訪問者が「共感」できるような仕組みをどう構築していくかにかかっています。今後この「エリアクオリア指標」がますます重要な役割を担っていくことは間違いありません。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 国際文化都市整備機構
- 住所
- 東京都港区南青山3-1-3 スプライン青山東急ビル4階
- 電話番号
-
090-1652-2533