介護施設がAI導入
2025-10-21 08:17:56

介護施設の業務を一新!AI技術で薬剤分包が劇的進化

介護施設の業務を一新!AI技術で薬剤分包が劇的進化



最近、介護老人保健施設においてAI技術の導入が進んでいます。その中でも注目されるのが、NeoX株式会社が開発したAI-OCRソフト「薬師丸賢太」です。このシステムは、社会医療法人社団 昭愛会 水野介護老人保健施設に正式に導入され、調剤業務の効率化を図ることに成功しました。これまで調剤薬局で主に使用されていた「薬師丸賢太」が、介護施設に導入されるのは今回が初めての試みです。

導入の背景



水野介護老人保健施設では、200名以上の入居者に対して1名の薬剤師がアナログなやり方で業務を行っていました。具体的には、電子カルテから出力されるフリーテキスト形式の指示せんをもとに、分包機に手入力していました。このアナログなプロセスは時間がかかり、また入力ミスのリスクを高めるものでした。そんな状況を打破するために、NeoX、株式会社タカゾノ、そして水野施設の三者が協力して、「現場の運用はそのままに、裏側を刷新する」という方針で新しいシステムを導入しました。

業務改善の成果



導入後、以下のような効果が実現しました:
  • - 午前中だけで施設内での調剤が完了
  • - 調剤にかかる作業時間が約3分の1に短縮
  • - 心理的な余裕が生まれ、他の業務や本院への支援も可能に

特に、AI-OCR「薬師丸賢太」が指示せんの読み取りを担当し、その結果をタカゾノの分包支援システムに自動的に連携することで、業務の流れが大きく改善されました。

技術的な工夫と連携



今回のプロジェクトが成功した理由の一つは、NeoXとタカゾノが協力し、オペレーションを簡素化する仕組みを開発したことです。現場のスタッフが操作しなくてもスムーズに業務が進む連携構造を採用し、その結果、従来の業務フローを保ちながらも背後の技術が一新されました。この取り組みは初めての介護施設での導入として、他の施設にも展開される可能性が高いです。

現場からの声



水野介護老人保健施設の薬局長、橋本和典氏は次のように述べています:
“入力に追われるのではなく、患者さんの状態に目を向けられるようになりました。記憶や感覚に頼らず、誰が見ても分かる形で仕事が残せる。それは単なる効率化というより、継続可能な医療体制を作るために必要な安心そのものだと実感しています。”


この導入によって、現場の業務支援体制が整い、今後さらに多くの施設で同様の取り組みが進むことが期待されています。また、詳細な導入背景や技術的な工夫については、インタビュー記事を通じてより深く理解できる内容が公開されています。

詳細インタビュー記事


水野介護老人保健施設 導入事例インタビュー(全文)をぜひご覧ください。新たな技術が介護業界をどのように変えつつあるのか、これからの展望が見えてくることでしょう。


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会社情報

会社名
NeoX株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー2F
電話番号
03-6869-8327

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