創業50周年を迎えるメルシーフラワーの歩みと未来の展望

メルシーフラワーの50年の軌跡

スーパーマーケットや量販店のお花売り場を担う株式会社メルシーフラワーが、創業50周年を迎えます。この記念すべき節目に、メルシーフラワーの歴史やこれからの展望をお届けします。

創業の背景と苦難の始まり

メルシーフラワーの源流は、1975年に大間花店として東京都八王子で始まったことにさかのぼります。創業当初は長雨に悩まされ、想定した売上を上げられず厳しい日々が続きました。その困難の中、スーパーマーケットへのテナント展開が業績回復の切っ掛けとなりました。

新たな販売スタイル、花のセルフ販売の導入

産声を上げた頃、代表が見た「委託販売」の運営方法が花のセルフ販売の構想につながりました。この新たな販売スタイルを導入することで、徐々に業績が回復していきます。しかし、当時の日本では花はあくまで花屋で買うものという常識があったため、販路開拓には苦労がありました。

成長の転機とさらなる発展

運も味方し、あるスーパーマーケットとの出会いが新たなチャンスをもたらしました。その後、株式会社メルシーフラワーへと社名を変更し、初の花束製造ラインを導入しました。この革新的な取り組みが、今や多くのスーパーマーケットでの花のセルフ販売を広める要因となったのです。

業界をリードする存在へ

90年代に入ると、多くのスーパーマーケットでの花のセルフ販売が徐々に一般的になり、メルシーフラワーはその先駆者としての地位を確立しました。新たな流通センターの開設や製品ラインの拡充によって、首都圏内で650店舗を超える取引先との関係を築いてきました。毎日3万人もの顧客から愛される存在となったのです。