PICO 4 Ultra用OSの新バージョン5.13.0.Uリリース
2025年3月26日、PICOはそのフラッグシップデバイスであるPICO 4 Ultraを対象に、OSの最新バージョン5.13.0.Uを正式に発表しました。これにより、さまざまな新機能が追加され、ユーザーの体験がさらに向上しています。
パノラマスクリーンでの作業空間最適化
新しいOSは、パノラマスクリーン上での作業空間を最適化しました。この機能により、各ウィンドウやアプリケーションの配置や距離を自由に調整できます。これにより、エンターテインメントやクリエイティブなプロジェクトを行う際に、理想的な作業環境を簡単に構築可能となり、マルチタスクの効率も格段に向上します。
フォトギャラリー機能の拡張
新たに加わったフォトギャラリー機能では、通常の2D写真を奥行きのある空間写真に変換することが可能です。複数の写真を一括で変換する機能も搭載され、新しいiPhoneモデルとの互換性も確保されています。これにより、ユーザーはより高画質で鮮明な写真体験を楽しむことができるようになります。
開発者向けオプションの拡充
このOSアップデートにより、開発者向けに新しいパフォーマンスデバッグツールも追加されました。これにより、各XRアプリケーションのパフォーマンス設定が詳細に行えるようになり、クリエイターや開発者がニーズに合った環境構築を実現します。
PICO Motion Trackerの改善
トラッキングアルゴリズムが最適化されたことで、座った姿勢や寝転んだ姿勢でも安定した動作が実現。さらに、全身モーションキャプチャーのデータ更新頻度が向上したことで、複雑な動きもより自然に表現可能です。リラックスした姿勢でもスムーズな動作ができるようになっています。
新しいインタラクションモードの導入
新OSには、コントローラーを使用しない「ハンドトラッキングのみ」モードが追加されました。ユーザーはコントロールセンターのモード切替ボタンを使って、「コントローラーのみ」「コントローラー+ハンドトラッキング」「ハンドトラッキングのみ」の3つのモードを簡単に切り替えることができます。
AIバーチャルシーンの新スタイル
最新のAI技術で生成された新しいスタイルのバーチャルシーンが2種類追加され、合計4種類のシーンを期間限定で無料提供します。これらのシーンは高い没入感を提供し、新しい探索やリラクゼーションの体験を楽しむことができます。
その他新機能
夜間や低照度環境での画質改善が行われ、暗所でもクリアな映像体験が実現。また、フレーム補間機能が追加され、高速動作を滑らかに再生できるようになりました。動画プレイヤーにも仮想視聴シーンが追加され、劇場のような体験が可能です。
PICOについて
PICOは2015年に設立されたXR技術のリーディングカンパニーであり、優れたイノベーションと研究開発力を持っています。「繋がりを構築し、人生を豊かにする」というミッションのもと、PICOはコミュニティを活性化し、開発者やクリエイターをサポートしています。
より詳しい情報は公式サイト(
PICO XR)をご覧ください。