地域活性化のNEWLOCAL
2023-06-27 11:00:03

地域活性化を目指すNEWLOCAL、シードラウンドで5,000万円を調達

地域活性化を目指すNEWLOCAL、シードラウンドで5,000万円を調達



株式会社NEWLOCALは、地域密着型のまちづくりを目的としたスタートアップで、今回約5,000万円の資金調達に成功しました。この資金は、創業メンバーの採用や各地域での事業展開、地方創生に向けた人材とファイナンスの基盤を構築するために使用されます。

NEWLOCALの主なミッションは「地域からハッピーシナリオを共に」。この理念のもと、人口減少社会においても持続可能な地域モデルを模索し、地域の特性を活かしたまちづくりを進めています。

代表の石田 遼氏を中心とするこの会社は、長野県の野沢温泉村、御代田町、秋田県の男鹿市の3地域で実績を上げており、今後5年間で新たに10地域への展開を狙っています。地域のニーズに合わせたプロジェクトを展開し、それによって観光業の振興や移住・定住の促進を目指します。

地域ごとの具体的な取り組み



野沢温泉村



ここでは、観光協会の長である河野健児氏と連携し、「株式会社野沢温泉企画」を設立。地域に閉まった遊休施設を改修し、文化や自然を持続可能な形で次世代へ引き継ぐ仕組みを構築しています。また、観光の通年化を進め、地域経済を活性化するための新しい雇用を生み出しています。

男鹿市



男鹿市では、地元のクラフトサケブランド「稲とアガベ」と共同で「男鹿まち企画」を設立しました。ここでは、急速な人口減少に立ち向かうため、酒と食に焦点を当てた滞在型の施設を展開する計画が進んでいます。元々の港湾労働者の宿泊施設を利用し、観光客を楽しませる新しいスペースへと再生しています。

資金調達の詳細と今後の展望



今回の資金調達には、著名な投資家たちが参加しました。東京大学教授の鈴木寛氏や株式会社ジンズホールディングスの田中仁氏などが名を連ね、合計約5,000万円が集まりました。この資金は、主に創業メンバーの採用や地域での事業推進に活用されます。

例えば、地域の問題に特化した新しい事業体の設立や、地域住民との協力を通じたビジネスプランの促進が挙げられます。特に地方創生のための人材育成やファイナンス体系の構築にも力を入れる方針です。

未来に向けた展望



NEWLOCALは、今後5年間で10拠点のまちづくりプロジェクトを展開する計画を立てています。その中で得られるノウハウは、他地域の事業者への横展開を支援し、新たなまちづくり産業のエコシステム形成に活かす方針です。また、最終的にはこのモデルを国内外に広げることを目指しています。

コミュニティーイベントの開催



資金調達を記念して、地域のパートナーたちと共にコミュニティーイベントを開催しました。ここでは、創業から1年間の活動報告や、地域の未来に関する討論が行われ、参加者同士の交流も深まりました。

まとめ



NEWLOCALは地域振興と持続可能なモデルの構築を目指しており、これからの活動に期待が寄せられています。地域自体に新たな価値を創造することで、地域からのハッピーシナリオを共に築いていく姿勢が強調されています。

会社情報

会社名
株式会社NEWLOCAL
住所
中央区日本橋小舟町14-7 SOIL Nihonbashi 401
電話番号

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