DIVXがAIを活用した脆弱性診断サービスを開始。Webセキュリティを強化

株式会社DIVXがAI機能を搭載した脆弱性診断サービスを開始

2021年に設立された株式会社DIVX（本社：東京都渋谷区）は、AIを活用した新しいサービスの提供を開始しました。特にその注目すべきは、AIによるソースコード解析機能の追加です。この機能は、2024年8月29日からスタートし、Webセキュリティ診断の品質向上を目指しています。

背景と目的

脆弱性診断サービスのAI化は、サイバー攻撃による情報漏洩や改ざん、悪意あるプログラムの実行など、企業にとって深刻な問題であることから進められました。これらの攻撃は、単に金銭的な損失にとどまらず、企業の社会的信頼にも影響を与えるため、対策が急務です。DIVXは2022年から「Webセキュリティ診断」を実施し、2023年には経済産業省の基準に適合した情報セキュリティサービスとして登録されました。

新たに導入されるAI機能

この新しいソースコード解析機能は、クロスサイトスクリプティング（XSS）やSQLインジェクションといった主要なサイバー攻撃に対抗するために設計されています。AIが迅速に脆弱性を検出し、修正提案を行うため、従来の手作業や人間の目視に依存する方法よりも、高い精度で問題を発見できます。このプロセスにより、既存のサービスに潜むセキュリティリスクを洗い出し、根本的な対策を行うことが可能になります。

イノベーションによる効率化

さらに、DIVXはマージリクエスト（MR）におけるコードレビューのAI化にも取り組んでいます。AIはGit上のコード差分を自動的にレビューし、修正が必要な部分を明示化します。このことで、エンジニアやデザイナーの業務効率を向上させ、生産性の向上や属人化の解消が期待されています。

無料セミナーの開催

DIVXは脆弱性診断の重要性を広めるため、2024年8月30日(金)に無料セミナー「サイバーセキュリティ戦略セミナー〜脅威から守るために〜」を開催します。このセミナーでは、フィッシングやランサムウェアといった脅威についての解説が行われ、自社の診断方法と対応策についての具体的なアプローチを学ぶことができます。

会社概要

株式会社DIVXは、AI技術を利用したソフトウェア開発とソリューション提供を行っています。クリエイティブな開発力を持ったチームが、デジタルトランスフォーメーションを進める企業のニーズに柔軟に対応し、高い評価を得ている企業です。今後も、AI技術を駆使して新しいサービスの提供を行い、企業のセキュリティ向上に貢献していくことが期待されています。