エロティシズムから見える新たな時間の概念
日本の近代社会において、私たちは時間をどのように捉えているのでしょうか。堂島一茶著の新作『自然経過明示文類』は、エロティシズムを起点にし、私たちの時間に対する意識を再構築しようとします。本書は、2024年8月6日に全国書店で発売される予定です。
エロティシズムの重要性
著者は、I. 仕合わせとは「文化時間」を生き、進みの実感を得ること。II. ヒマ潰しは「近代時間」を生き、変化を感じること。III. 不幸は「悦楽」と「怠惰」を生き、量を認識することと定義します。このように、エロティシズムを通じて適切な時間の理解が促進されるのです。
文化と個人の対立
本書では、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が日本に与えた教育と文化の影響なかで形成された自由の仕組みが、如何に個人主義を助長し、進化を求める側面が強まっていったかを探ります。日本国憲法や教育基本法が五十年以上存続し、結果として「個人」や「文化」という概念が曖昧になった現状についても触れ、それに伴う洗脳の過程を示しています。
本書の意義
『自然経過明示文類』では、こうした問題を通して、文化と個人、そしてこの2つの関係におけるエロティシズムの位置づけを明らかにします。堂島氏は、筆者としての立場を越え、様々な角度でこの現象を考察し、読者に考えるきっかけを提供します。
著者のプロフィール
堂島一茶は1991年生まれ。神戸学院大学を中退後、水商売にて人気を博し、数社を立ち上げた経験があります。現在は、株式会社Paloalto Group Holdingsの代表取締役や堂島共栄会の会長としても活動しています。宗教学、政治学、哲学に精通し、その知識をもとに本書を執筆しました。
書籍の詳細情報
『自然経過明示文類』は、パレードより2024年にリリースされる予定で、ISBN978-4-434-34318-6、232ページ、価格は1,650円(税込)です。読者は、エロティシズムを通じて新たに再定義された時間の概念と向き合うチャンスを得ることになります。
最後に
本書は、文化と時間についての新たな視点を提供し、私たちの生きる意味や日常に新たな気づきをもたらす可能性を秘めています。漠然とした日常の中から、自らの「仕合わせ」を見出す手助けとなることでしょう。新たな時間観に出会うために、ぜひ手に取ってみてください。