データワイズの新機能が登場
株式会社データワイズは、NTTドコモグループに属し、人流分析サービスを開発している企業です。本日、同社の提供する「Datawise Area Marketer」の国内居住者版(DWAM)に新たに、居住者、勤務者、来街者の判定距離を個別に設定できる機能が追加されたことを発表しました。
新しい判定距離設定機能
これまでDWAMでは、来訪者の分類を行う際、判定距離が固定で3kmに設定されていました。今回のアップデートにより、施設ごとに判定距離を自由に変更できるようになります。この機能により、分析結果は「施設分析」や「期間比較レポート」「施設比較レポート」に即座に反映されるため、より適切なデータ分析が可能になります。
柔軟な設定可能性
ユーザーは、施設の編集画面から判定距離を変更することができ、複数の施設に対して一括で設定を行うこともできます。例えば、都市部の密集した地域では徒歩圏内の距離を500mに設定し、郊外の店舗には5kmといったように、各施設の業態や場所に応じて設定を調整できます。この柔軟性は、マーケティング戦略の精度向上に寄与するでしょう。
実際の利用事例
具体的な例として、東京ミッドタウン六本木でのデータを見てみましょう。判定距離を2kmから5kmに設定した場合、以下のように来訪者の分類が変わります。
- - 居住者の割合:22%から30%へ増加
- - 勤務者の割合:18%から26%へ増加
- - 来街者の割合:60%から44%へ減少
このように、施設の特性に応じた適切な判定距離を設定することで、データの信頼性が向上し、マーケティング施策や新規出店戦略に役立てることができます。
Datawise Area Marketerの概要
Datawise Area Marketerは、携帯電話の位置情報データを基に、特定の時間と場所における年代・性別別の来訪者数を分析できるツールです。この情報を活用することで、店舗の運営改善や新規出店計画の作成に大きく貢献することができます。企業や公共機関にとって、価値の高いインサイトを提供します。
株式会社データワイズについて
データワイズは、2019年に設立され、東京都港区に本社を置いています。同社は、アプリから収集したGPSデータをはじめとする様々なデータを駆使して、街づくりや新規出店戦略の調査、地方自治体による観光行動の分析などを行っています。
公式ウェブサイトには、更なる詳しい情報がありますので、ぜひご覧ください。
データワイズ公式サイト
これからも、データワイズは業界の先駆者として、企業のマーケティング戦略を支えていくことが期待されています。