愛媛県東温市、リユース事業『おいくら』と連携で循環型社会を目指す

愛媛県東温市が『おいくら』と手を結ぶ新たなリユース事業

愛媛県東温市では、10月の3R推進月間に合わせて不要品のリユース事業を展開するため、リユースプラットフォーム『おいくら』との連携を開始しました。この取り組みは、市民が抱える不便を軽減し、リユース意識を促進することを目指しています。

東温市の抱える課題

東温市では、ごみの分別が不十分であったり、高齢化による物品の搬出が困難であったりといった課題が存在しています。このため、市民が手放したい品物が適切に処理されない状況が続いていました。また、これまでリユース事業の導入には情報不足が障害となっていました。市は、市民のリユース意識を高める施策を模索していたのです。

マーケットエンタープライズの活動

一方で、株式会社マーケットエンタープライズは、「持続可能な社会を実現する最適化商社」としてリユース事業を中心に活動しています。官民連携でのSDGsへの取り組みも行っており、これまでの実績を基に、東温市に対してリユース活動促進の提案をしました。こうした双方のニーズが合致したことで、『おいくら』を用いた今回の取り組みが実現しました。

『おいくら』の仕組み

『おいくら』は、不要品を売りたい方が全国のリサイクルショップに査定依頼できるプラットフォームです。ユーザーは一度の依頼で複数の査定を受けることができ、買取価格を一括で比較することができます。この手軽さは、多くのユーザーに支持され、これまでに約130万人以上が利用しています。ウェブサイトはこちらからご覧いただけます。

東温市のリユースプログラムの特徴

東温市では、毎月1回の粗大ごみ収集を行っていますが、原則として市民自らが運搬する必要があります。しかし、『おいくら』を利用すれば、希望があれば専門のスタッフが自宅に訪問し、不要品の取り出しから買取までを一手に引き受けてくれます。これにより、大型や重いアイテムでも手軽にリユースに回すことができるようになります。加えて、通常のごみ回収では扱わない家電製品も、リユース可能であれば買取対象となり、最短で同日の買取依頼が可能というスピード感も魅力です。さらに、市民の負担はなく、全て市がサポートします。

未来の展望

この新しい取り組みは、来たる10月24日（木）に東温市の公式サイトに『おいくら』の情報を掲載し、不要品の一括査定が可能となります。産業界と市が連携することにより、二次流通を活性化し、廃棄物処理量やコスト削減を見込むことができます。また、市民がリユースの選択肢を認知することで、リユースの文化が根付くことが期待されます。これにより、循環型社会の形成が促進され、さらにはリユース意識が高まり、多様なニーズに応えることができるでしょう。

東温市の地域の環境

東温市は、自然に恵まれた環境にあり、都市近郊の田園都市として発展を続けています。重信川が市を貫流し、その周辺には豊かな自然が広がりました。住民のニーズに応じた新たなサービスの導入で、さらにその魅力が増すことでしょう。市の最新情報はこちらから確認できます。

株式会社マーケットエンタープライズの取り組み

マーケットエンタープライズは、リユース業界の先駆者として成長を続け、ネット型リユース事業を展開しています。同社は、様々なリユースサービスを提供し、2021年に東京証券取引所のプライム市場に上場しました。『おいくら』の導入により、全国的にリユースが進むことが期待されています。詳細はこちらでご確認ください。