介護DXの実証研究
2025-12-17 16:00:03

新上五島町で介護DXの実証研究が始まる!医療と介護をつなぐ新たな試み

新上五島町での介護DX実証研究がスタート


長崎県新上五島町において、MUSVI株式会社を中心とするコンソーシアムが「介護DXを利用した抜本的現場改善事業」を実施することとなりました。このプロジェクトは、日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けており、介護施設である「特別養護老人ホーム 福見の園」と医療機関の「上五島病院」および「奈良尾医療センター」を実証フィールドとしています。

実証研究の目的と背景


高齢化社会が進展する日本では、特に離島や過疎地において医療資源が限られており、介護職員にとって通院の介助は非常に大きな負担となっています。この研究では、通院介助に要する時間が平均で3~4時間にも及ぶ実情を踏まえ、ICTを利用して現場の効率化を図る新たなケアモデルの構築を目指しています。

具体的には、パラマウントベッド社の「眠りCONNECT」や、芙蓉開発社の「安診ネット カイゴDX」、MUSVIのテレプレゼンスシステムを組み込んだ「眠りCONNECTコミュニケーションパッケージ」を活用し、遠隔での医療診断を実現することを目的としています。このアプローチによって、通院に伴う負担を軽減し、医療と介護の連携を強化します。

実証フィールドの詳細


  • - 実施地域: 長崎県新上五島町
  • - 介護施設: 特別養護老人ホーム 福見の園(定員40名)
  • - 医療機関: 上五島病院・奈良尾医療センター

研究体制


  • - 代表機関: MUSVI株式会社
  • - 分担機関: パラマウントベッド株式会社、芙蓉開発株式会社
  • - 研究協力機関: みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

実証研究の開始


このプロジェクトは、2025年秋から準備調査を開始し、今年12月4日から本実証フェーズに移行しました。今後は、さまざまなデータを収集し、職員や施設入所者の満足度を調査しつつ、通院介助の効率向上とQOLの改善に向けた検証を行っていきます。

医療・介護連携の未来予想


この取り組みの特徴は、単なる効率化に留まらず、施設入所者の生活の質(QOL)向上や職員の働きやすさを両立させることにあります。将来的には、高齢者を対象とした在宅医療や遠隔医療デバイスの活用、オンライン服薬指導などを含む「持続可能な医療・介護連携」の実現を目指しています。

関係者の声


福見の園理事長 大角 洋一


「この先駆的な取り組みに関与できることを光栄に思います。オンライン診療と見守り技術を用いることで、より安心して医療を受けられる環境作りを進めます。」

上五島病院病院長 一宮 邦訓


「医療と介護の限界を乗り越え、より良い地域包括ケアシステムを構築したいと考えています。」

MUSVI株式会社代表取締役 阪井 祐介


「テレプレゼンスシステムを通じて、現場のニーズに応じたサービス提供を進め、医療・介護のデジタルトランスフォーメーションに寄与していきます。」

このように、長崎県新上五島町での介護DXの実証研究は、地域医療と介護の新たな可能性を切り拓くことに期待が寄せられています。今後の成果に注目です。


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会社情報

会社名
MUSVI株式会社
住所
東京都品川区北品川5-5-15大崎ブライトコア4F SHIP402号室
電話番号
03-6774-7880

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