隈研吾の新展覧会
2025-01-15 15:29:02

隈研吾が語る「コツコツ」と「コツゴツ」―姫路市立美術館の新展覧会

隈研吾が語る「コツコツ」と「コツゴツ」展



姫路市立美術館にて、クリエイター隈研吾による新しい展覧会「隈研吾の『コツゴツ』哲学」が開催されています。本展では、隈研吾が「姫路は日本建築の聖地」とし、過去の重要な建築物に近接した独自の哲学やデザイン思考を探求する内容が展開されています。特に注目されるのは「姫路城はツンツン、圓教寺はパラパラ、姫路市立美術館はコツコツ」という独自のオノマトペ表現。これにより隈研吾は、地域の建築を時間と空間の概念からアプローチし、これまでの建築文化への新たな視点を提供しています。

展覧会の主な内容



本展では、隈研吾の手によるリノベーションが施されたパリの旧髙田賢三邸の模型や映像が展示されており、髙田賢三の作品や遺愛品もインスタレーションとして組み込まれています。この展示を通じて、隈と髙田のデザインの響き合いを観客は体験できます。また、例として書寫山圓教寺で進行中の「はづき茶屋プロジェクト」の模型も紹介されており、歴史的背景にあるストーリーや、隈研吾が追求するサステナブルなデザインの考え方が織り交ぜられています。

隈研吾と髙田賢三の関係



隈研吾は、髙田賢三がパリに構えた旧邸宅「Takada Kenzo House」を2018年にリノベーションしており、これが髙田のデザイン哲学を受け継ぐ重要なプロジェクトとなっています。隈研吾が語るように、「コツコツ」というオノマトペは歴史を尊重しつつ、その上に革新的なデザインを積み上げることを意味します。これによって姫路の肌触りのある建築の魅力が新たに浮かび上がっています。

展示の見どころ



この展覧会では「コツコツ」と「コツゴツ」という二つの言葉が重要なテーマとして扱われています。「コツコツ」は地道な努力を象徴し、隈の活動におけるサステナブルな考え方を意味します。一方で「コツゴツ」は、地道さと自由の融合を表現し、髙田賢三のデザイン哲学と同じく、その間に存在する力強い創造性を顕在化させます。

本展では隈研吾がどのようにそれらの概念を融合させているのかを直接体感できる貴重な機会です。特に髙田賢三の美意識が如何にして彼のユニークなデザインスタイルに影響を与えたのか、観客は模型や映像を通じて深く探求することができます。

開催概要



  • - 会期: 2024年12月7日(土)-2025年2月2日(日)
  • - 休館日: 月曜日(ただし1月13日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)、1月14日(火)
  • - 観覧料: 一般700円(団体500円)、高大400円(団体200円)、小中200円(団体100円 )
  • - 会場: 姫路市立美術館
  • - 主催: 姫路市立美術館
  • - 特別協力: 大成建設株式会社、株式会社フジタ、株式会社松本組

この展覧会は、隈研吾と髙田賢三という二人の卓越したアーティストのつながりを通じて、観客に新しい文化的体験を提供することを目指しています。姫路市立美術館を訪れ、彼らの作品からインスピレーションを受けることができることが期待されます。さらに、関連イベントとして、講演会やシンポジウムも企画されており、多くの人々に参加していただける機会が用意されています。


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会社情報

会社名
姫路市
住所
兵庫県姫路市安田四丁目1番地
電話番号

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