アスクル、ランサムウェア感染によるシステム障害の発生と対応について
アスクル株式会社(東京都江東区)は、2023年10月にランサムウェア感染によるシステム障害が発生したことを正式に発表しました。この感染により、同社の運営しているいくつかのサービスが停止し、顧客への影響も懸念されています。
ランサムウェアとは?
ランサムウェアは、悪意のあるソフトウェアがコンピュータやネットワークに侵入し、データを暗号化して使用を妨げ、復旧するために身代金を要求するという性質を持っています。特に、企業の大規模なシステムへの感染は、業務の継続性に深刻な影響を及ぼします。
発表の詳細
アスクルは、このサイバー攻撃の影響範囲を調査している最中であり、特に個人情報や顧客データの流出が懸念されています。今後詳細が分かり次第、随時報告するとしています。また、システム障害により以下の業務が停止しています。
1. 「ASKUL」と「ソロエルアリーナ」の受注・出荷業務
2. 「LOHACO」の受注・出荷業務
この影響で、既存の注文についてもキャンセルが行われ、顧客への連絡が求められています。アスクルは、顧客及び関係者に対し、心からの謝罪を申し述べています。
現状と今後の見通し
アスクルは現在、システムの復旧に向けた対応を優先的に進めており、復旧の目途が立ち次第、改めて情報を提供することを約束しています。このような事態は、顧客にとって非常に難しい状況であり、アスクルとしては、再発防止策を講じるとともに、顧客に対する信頼の回復を目指しています。
まとめ
今回のランサムウェア感染の影響は、多くの顧客と取引先に対し大きな迷惑をかけており、アスクルはその事実を非常に重く受け止めています。近年、サイバー攻撃は増加しており、企業は常に対策を講じる必要があります。この事象を通じて、他の企業も同様のリスクに対して警戒を強めることが求められます。
アスクルは、顧客に安心と信頼を届けるため、全力を尽くす旨再度お伝えしています。今後の同社の動きに注目しましょう。
会社情報
- 会社名
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アスクル株式会社
- 住所
- 東京都江東区豊洲3-2-3豊洲キュービックガーデン
- 電話番号
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