DahuaがIFA 2025で新たなWITHSワイヤレスカメラシリーズを発表

Dahua Technology（ダーファ・テクノロジー）は、2025年に行われるIFAベルリンにおいて、最新のワイヤレスカメラシリーズ「WITHS」を世界初公開しました。この新シリーズは、特に中小企業（SMB）のニーズに応えるよう設計されており、インテリジェントでありながら設置が簡単、さらに信頼性の高い監視ソリューションを提供します。店舗やオフィス、倉庫、さらには屋外の施設における安全対策に貢献することを目指しています。

「WITHS」という名称は、その理念である「スマート、シンプル、安全」を表現しています。従来の有線システムは設置が複雑でコストが有るため、中小企業には敷居が高いことが多いですが、WITHSシリーズはプラグ＆プレイ型で導入が可能です。これにより、高度な監視機能を手軽に利用できる環境が整います。また、AIを活用した魅力的な検知機能とリアルタイムアラート機能により、経営者は業務に専念できる安心感が得られます。

IFA 2025の展示では、WITHSシリーズのポートフォリオが屋内外の様々な使用状況を考慮して構成されています。特に注目すべきは、以下の3つの主力製品です：

1. Heroシリーズ - デュアルレンズ（デュアルビジョン）を搭載し、AI技術を利用した人やペットの検知が可能です。また、自動追跡（パン＆チルト機能付き）やワンクリックで切り替え可能なプライバシーモード、双方向通話機能を備えています。この機能により、視界を広げつつ、インタラクティブな監視が現実的に可能になります。

2. Picooシリーズ - 特に屋外セキュリティ向けに設計されており、WizColorテクノロジーを活用した超感度暗視とフルカラー映像を提供します。人や車両、ペットなどの検知に加え、高度なスマートデュアルライト技術やIP66防水性能も兼ね備えています。自動追跡機能や双方向音声機能によって、信頼性の高い保護を実現します。

3. Apolloシリーズ - 遠隔地での使用やオフグリッドの環境を考慮した設計で、堅牢な構造を持ち、4G接続と太陽光発電に対応しています。農場や建設現場などでネットワークや電力がない状況でも、監視を可能にします。

WITHSシリーズの全製品は、DahuaのDMSSアプリによるリモートコントロール機能に対応しており、事業主はどこにいても簡単にシステムの監視や管理が行えます。また、大規模な導入の場合、DahuaのNVRシステムとの統合により、ローカルストレージと集中管理が可能となります。

加えてDahuaは、IFA 2025において幅広いAIoTのイノベーションも発表しています。中でも、持続可能なモビリティを実現するためのD-Volt EV充電ソリューションや、侵入防止と環境監視用のAirShieldワイヤレスアラームシリーズ、スマートビル製品、防火システム、コンシューマー向けネットワーキングデバイス、没入型ゲーミングモニターなどが特に注目されました。これらの新製品は、Dahuaが提唱するよりスマートで安全、そして持続可能な社会の実現に向けた重要なステップといえます。

今後もDahuaは、生活の質の向上とスマートな社会づくりに向けた取り組みを強化していくことを目指します。WITHSシリーズの詳細については、公式Webページをぜひご確認ください。