デジタル社会をリードするリスキリングアドバイザー養成講習
一般社団法人日本リスキリングキャリアコンサルタント協議会(JRCA)は、デジタル社会において必要なリスキルを推進するリーダーを育成するための「リスキリングアドバイザー養成講習」を発表しました。この講習の申込は2024年9月11日から開始され、受講者はリスキリングを提供できるスキルを身につけることが期待されています。
リスキリングの重要性
世界的にデジタル技術が進展し、生成AIの普及が進む中で、ビジネスパーソンには新たな知識とスキルが求められています。特に日本政府が掲げるデジタル田園都市構想では、2026年度末までに230万人のデジタル人材育成を目指しています。このため、日本のビジネス現場においても、リスキリングの取り組みが急務となっています。
しかし、リスキリングを進める業務を担当するCHRO(最高人事責任者)や人事担当者は、従来の採用や評価の業務とは異なる専門知識を求められます。それに伴い、教育現場でも、新たなアプローチで社員の主体性と継続的なスキル向上を促す必要があります。これを実現するためには、リスキリング推進担当者自身も自身のスキルをアップデートする必要があります。
このような背景から、「リスキリングアドバイザー養成講習」が設けられたのです。
講習の内容
本講習では、企業内におけるリスキリングの推進担当者が持つべき専門知識を網羅しています。主なテーマは以下の通りです:
- - リスキリングの基本理解
- - 生成AIに関する知識(生成AIパスポート)
- - DX(デジタルトランスフォーメーション)についての認識
- - 国の政策に関する適切な理解(補助金・助成金)
基本情報
- - 名称: リスキリングアドバイザー養成講習
- - 形式: オンライン(eラーニング)
- - 講習時間: 約12時間
- - 受講資格: どなたでも受講可能(主にCHRO、人事、キャリアコンサルタント)
- - 受講費用: 77,000円(税込)
- - 受講開始日: 2024年10月1日(火)予定
- - 申込受付開始日: 2024年9月11日(水)
- - 申込方法: 各講習パートナーの専用フォームから申し込み
- - 詳細ページ: JRCAウェブサイト
講習概要の主な項目
1.
リスキリングアドバイザー及びキャリアコンサルタントの役割理解
2.
リスキリングに必要な基本スキル習得
3.
企業内能力開発支援のための知識獲得
4.
生成AIのリテラシー向上と活用法理解
5.
国策および補助金制度の理解
6.
デジタルスキル標準に関する基礎知識(無料コンテンツ)
資格取得と認定
受講後には、「リスキリングアドバイザー資格」が取得できます。さらに、国家資格「キャリアコンサルタント」を持つ方は、特定の手続きを通じて「リスキリングキャリアコンサルタント資格」も取得可能です。資格はオープンバッジ形式で提供され、更新制度なく永年資格として保持できます。
日本リスキリングキャリアコンサルタント協議会(JRCA)について
JRCAは、リスキリング専門家を養成し、日本のリスキリングを促進する非営利法人です。今後、より多くの人材がデジタル時代に備えられる社会の形成を目指します。詳細は公式サイトをご覧ください。
JRCA公式サイト