東京都荒川区で性教育の出前授業が開催される
住友生命と株式会社ファミワンが協力し、東京都荒川区立南千住第二中学校にて性教育に関する出前授業が行われました。この授業は、ヘルスケアサポートサービスを展開するファミワンが主導し、専任の助産師が講師として参加しました。
目的とテーマ
今回の出前授業は、「私たちの身体と心を守るために必要なこと」というテーマの下、2025年3月14日に開催されました。授業の狙いは、性に関する正しい情報を生徒たちに提供し、自己や他者を尊重する意識を高めることにあります。
講義の内容
授業は、ファミワンの助産師二宮恵理佳氏が担当し、性に関する知識だけでなく、妊娠や出産のメカニズム、暴力から自分をどう守るかに関する具体的な方法も紹介されました。また、SNSを活用したコミュニケーションにおける注意点についても、グループワークを通じて意見交換を行いました。
生徒の反応
講義後のアンケートで、参加した約110名の生徒のうち79名が回答し、その結果、98.8%の生徒が「講義内容を理解できた」と答えました。性に関する相談を避けていた生徒の割合は、授業前の49%から授業後には21.2%に減少し、性に関する相談への意欲が高まったことが示されました。
生徒たちから寄せられた感想は、「専門家からの話が興味深く、大いに学びがあった」といったものがありました。このような普段なかなか話しにくいテーマでの授業は、彼らにとって貴重な経験となったようです。
教員からのコメント
南千住第二中学校の教員も、授業内容の充実度に満足しており、「現場のニーズに寄り添った授業内容で、興味を持たせる工夫がされていた」と評価しています。専門家による授業は生徒だけではなく、教職員にとっても価値があるものだと信じられています。
未来への目標
ファミワンと住友生命は、このような教育的取り組みを継続して行い、若者の健康や安全を促進していく意向です。また、ファミワンは全従業員を対象にした福利厚生サービスとして、社員のリテラシー向上や健康経営も推進しており、今後も多様なテーマでのセミナーや研修を計画しています。
この性教育出前授業は、今後の取り組みとしてサステナブルな社会を築くための一助となるでしょう。