明石の出版未来
2025-06-02 13:21:10

明石から発信する小出版の未来を語る「神戸学校」講演

明石から発信する小出版の未来を語る「神戸学校」講演



2025年6月28日、神戸で行われる恒例のメッセージライブ『神戸学校』において、明石から次々とベストセラーを送り出している株式会社ライツ社の代表、大塚啓志郎さんが登壇します。このイベントでは「こころを照らす本づくりーライツ社がつくる新たな出版の未来ー」をテーマに、大塚さんの出版業界への思いや取り組みについてお話いただきます。

ライツ社の誕生と理念


ライツ社は2016年9月に兵庫県明石市で創業しました。大塚さんと共同創業者の高野翔さんが、京都の出版社での経験を元に立ち上げたこの小さな出版社は、理念やノルマを持たず、書く力でまっすぐに人々を照らすことを目指しています。大塚さんは「write」「right」「light」を合言葉に、クリエイティブな本作りを行っており、ジャンルを問わずユニークな視点からの出版が特徴です。

現在、従業員は7人と少人数ですが、毎年発行する書籍の約70%が重版されるという驚異的な実績を誇っています。これは、業界全体の重版率が約20%とされる中で際立った数字で、多くの読者に支持されている証拠です。

ベストセラーを生み出す力


ライツ社が手掛けた『リュウジ式至高のレシピ』シリーズ(50万部)や、『認知症世界の歩き方』(18万部)は、著者の視点や経験が反映された作品であり、多くの読者に感動を与えています。また、出版不況と言われる中で明るい出版業界を盛り上げるために、オンラインマガジン「明るい出版業界紙」を運営し、業界の新たな展望を提案しています。

大塚さんは、阪神・淡路大震災をきっかけに本の世界に興味を持つようになったそうです。小学生のころに書いた被災体験の作文が本として出版されたことが、その原点だと語ります。この経験が、彼の出版業界に対する情熱の源であり、現在も心のケアや復興支援に関わり続けています。

「神戸学校」の概要


今回の『神戸学校』は第334回となり、神戸市中央区のStage Felissimoで開催されます。参加者には、一般1,200円、学生や複数名の場合は1,000円、オンライン配信は500円となります。すべての収益は、「あしなが育英会」を通じて震災遺児の心のケアに活用されるとのことです。

イベントは、13:30から16:00までで、駐車場はないため公共交通機関でのアクセスが推奨されています。参加方法については、公式Webサイトより事前申し込みが必要です。

未来を共に築くために


本が好きな方やクリエイティブな仕事に興味のある方には、ぜひ参加をお勧めします。大塚さんの取り組みを通じて、出版界の未来について学ぶ貴重な機会になるでしょう。

神戸学校は1997年に阪神・淡路大震災をきっかけに始まったもので、毎回異なる分野のオーソリティを招き、参加者に新たな発見や学びを提供しています。豊かな人生を送るための考え方を深める場として、多くの人に愛され続けています。このイベントに参加することで、あなたも新しい視点を得られるかもしれません。


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会社情報

会社名
株式会社フェリシモ
住所
兵庫県神戸市中央区新港町7番1号
電話番号
078-325-5555

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