「CEATEC 2025」における電池サプライチェーン協議会の出展
10月14日から17日の間、千葉県の幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」に、一般社団法人電池サプライチェーン協議会(BASC)が出展します。BASCが「CEATEC」に参加するのは2024年に続き、今回が2回目となります。このイベントのテーマは「動かせ。未来を。」で、ブースはホール5の番号5H020に設置されます。
BASCは2021年4月に設立され、国内外の電池産業の発展を目指して、原料の確保から製品の再利用に至るまで、電池のサプライチェーン全体を見据えた連携を行っています。今回のブース出展では、電池サプライチェーンの全体像や、参加企業の特色を紹介するとともに、各種の新しいビジネス創出のアイデアを提供する「ビジネスヒントファイル」や、優秀な人材を紹介する「キャリアショーケース」なども計画されています。
特別イベントの開催
また、BASCは「全国蓄電池人材育成等コンソーシアム(仮)」に関する発表や、特別イベントを期間中に3件開催する予定です。特別イベントのスケジュールは以下の通りです:
1.
持続可能な社会に向けて―。日本の戦略産業、「蓄電池産業」の今と未来
- 日時:2025年10月14日(火)13:00~13:30
- 登壇者:経済産業省、BASC会長 好田 博昭(予定)
2.
「リチウムイオン電池」が拓く未来 ~日本のモノづくりへの期待
- 日時:2025年10月15日(水)15:00~15:30
- 登壇者:旭化成株式会社名誉フェロー 吉野 彰氏、BASC会長代行 只信 一生(予定)
3.
市岡元気先生が語る!“科学”と“電池”の面白さ
- 日時:2025年10月16日(木)13:00~13:30
- 限定ゲスト市岡元気先生(サイエンスアーティスト)
脱炭素化と蓄電池市場の重要性
デジタル化の進展や脱炭素社会の実現に向けて、蓄電池の市場はますます重要性を増しています。繰り返し使用可能な蓄電池は再生可能エネルギーシステムやEVにおいて核心的な存在となり、経済産業省が2022年に「蓄電池産業戦略」を策定したことからもその重要性が伺えます。BASCには、全体で240社を超える関係企業が加盟しており、蓄電池の安定製造基盤の構築や、強靭なサプライチェーンの確立に向けて努力しています。
CEATEC 2025の全体概要
CEATEC 2025は、社会課題の解決と経済発展のための「Society 5.0」を実現するために、様々な産業や技術が集まるイベントです。昨年のCEATEC 2024では、808社が出展し、112,014人が来場しました。BASCの出展も、電池サプライチェーンの重要性について広く周知することを目的としています。「CEATEC 2025」においてBASCが目指すのは、参加企業と共に未来を描き、持続可能な産業の発展を促すことです。イベントを通じて、多くの人々にその意義を理解してもらう機会となることでしょう。
まとめ
「CEATEC 2025」におけるBASCの出展は、電池サプライチェーンの重要性を広め、未来のビジネス機会を創出するための素晴らしいプラットフォームとなるでしょう。参画する70社の企業の力を集結させ、持続可能な社会づくりに向けた新たなステージを築くことが期待されています。