2025年夏ボーナスの使い道に関する調査
株式会社ジェイックは20代・30代の正社員を対象に「今夏のボーナスの使い方」に関するアンケートを実施し、その結果が明らかになりました。この調査は、2025年の6月3日から6月15日の間に行われ、184名が回答しています。
ボーナスの使用方法の割合
調査結果によると、今夏のボーナスの使い道の1位は「貯金」で、46.7%の人が選択しました。次いで、「趣味」が36.4%、そして「旅行、レジャー」が26.1%と続きます。ボーナスの使用目的は「生活費に充当」や「飲食、飲み会」、「ファッション、美容」など多岐にわたりますが、特に「貯金」と「趣味」が上位を占めているのが印象的です。
2023年・2024年の調査と比較すると、今年は「旅行、レジャー」の選択肢が上昇しており、コロナ禍の影響が薄れたことや、物価の高騰により、日常的に大きな金額を支出するのが難しくなっていることが影響していると考えられます。20代・30代は将来への備えよりも、自己の楽しみや体験にボーナスを使う意識が高まっているようです。
物価上昇の影響
物価の上昇がボーナスの使い方に影響を与えているかどうかを尋ねたところ、「はい」と答えた人は35.9%にのぼり、約4割の人が影響を受けていることが分かりました。これまでの調査結果と照らし合わせても、物価高の影響を受けていることは如実であり、特に「旅行、レジャー」や「趣味」といった活動において、その影響が目立つ結果となりました。
ボーナスが増えた場合の使い道
さらに、ボーナスの支給額が増えた場合に使いたいことを尋ねたところ、1位は「趣味」で34.8%、次いで「旅行、レジャー」が16.8%、3位が「貯金」で13.0%となりました。ここでも、「趣味」と「旅行」というエンタメ系の選択肢が上昇しており、逆に「貯金」や「投資」の志向が弱まっていることが確認されます。
2024年の調査と比較した結果は、趣味が18ポイント、旅行が5.1ポイント増加し、貯金が11ポイント、投資が4.6ポイント減少しています。このように、ボーナスの使い方において将来への投資よりも今を楽しむ傾向が強まっています。
調査概要
この調査は株式会社ジェイックが実施し、対象者は来社就職支援サービスを利用した20代・30代の正社員です。調査方法はWebアンケートで、実施期間は2025年6月3日から6月15日まで、回答者数は184名でした。過去の年も含めて、2005年から続いている地域における労働市場の変化を捉える重要なデータです。
ジェイックの活動
ジェイックはフリーターや第二新卒者に向けた就職支援を行う企業です。教育と就職を結び付けるため、個別の相談や講座を提供し、高い就職成功率を誇ります。これまでに案内した36,000名以上の方がジェイックを利用して就職へとつながっています。
まとめ
調査を通じて見えてきたのは、物価高にもかかわらず、自分の楽しみを重視したボーナスの使い方の変化です。特に旅行や趣味に対する投資が増えてきており、生活費の圧迫を感じつつも、自己実現やエンタメに対するニーズが高まっていることが浮き彫りになりました。今後のボーナス期においても、その傾向は続くでしょう。