赤ちゃんのための羊水検査のすすめ
新型出生前診断(NIPT)の実施が進む中、陽性結果が出てもその後の対応に迷う妊婦さんが多いと感じています。特に、精度が高いとも言われるNIPTですが、これはあくまでスクリーニング検査であり、陽性と診断された場合には確定検査である羊水検査を受けることが推奨されています。
NIPT陽性の現状
最近の調査によると、多くの妊婦さんが羊水検査を受けることをためらっている様子が見受けられます。その背景には、羊水検査を行うための妊娠週数(通常18週以降)を待たなければならないことや、羊水検査のリスクといった要因があるようです。これにより、NIPTの結果のみで判断されてしまうケースが増えているのが現実です。
ヒロクリニックでは、陽性結果が出た方に対して確定検査を受けることの重要性を伝えたいと考えています。特に、21番トリソミーや18番トリソミーの陽性スコアを報告することで、妊婦さんが将来の選択に役立てられるようサポートしています。
陽性スコアとは?
陽性スコアは、陽性と陰性の境界にあたる「カットオフ値」からどれだけ離れているのかを評価するため、ヒロクリニック独自に算出された数値です。このスコアが大きいほど、カットオフ値から遠いことを示しており、陽性である確率が高まります。陽性スコアを知ることで、妊婦さんは羊水検査を受けるかどうかの判断材料として活用できます。
カットオフ値と検査結果
NIPTにおいて、カットオフ値は重要な役割を果たしています。この基準値は、これまでの膨大なデータから算出され、陰性値が明らかでない場合には陽性と判定されます。各検査所では、特定の染色体(21、18、13番染色体など)に基づきカットオフ値を設けており、その基準に従って検査を行います。
陽性的中率の理解
陽性的中率は、陽性と診断された人が実際に陽性である確率を示します。母体の年齢が上がるほど、染色体異常のリスクが高まることが知られていますが、妊娠週数が進むにつれて、陽性的中率も上昇します。このように、妊娠の進行とともに陽性的中率を考慮することが重要です。
ヒロクリニックの取り組み
ヒロクリニックでは、これまでに受検した9,000名以上の妊婦さんのデータをもとに、実際の陽性的中率を算出しました。特にカットオフ値に近い結果が出た妊婦さんには、偽陽性のリスクがあるため、より慎重な判断が求められます。陽性スコアが高い妊婦さんほど羊水検査で陽性になる可能性が高いことが分かっています。
このような情報をもとに、ヒロクリニックでは、妊婦さんに正確な情報提供を行い、羊水検査の受診を促進しています。陽性スコアによるサポートを通じて、より安心した妊娠生活を送っていただくことを願っています。
結論
新型出生前診断の陽性スコアに基づく情報は、妊婦さんの羊水検査の受診を考えるにあたり大いに役立つものです。ヒロクリニックでは、患者さん一人ひとりに寄り添いながら、必要な情報を提供し、健康的な出産に向けたサポートを行っています。詳細は、
ヒロクリニックの公式サイトをご覧ください。