近年、手話とコメディを融合させた新しいエンターテイメントが注目を集めています。その中心的存在が「劇団アラマンダ」です。この劇団は、お笑い芸人の大屋あゆみが主宰しており、聴覚障がいを持つ人々も楽しめるコメディを創ることを目指して2018年に設立されました。大屋あゆみ自身、聴覚障がいのある両親を持ちながら育った背景から、「耳のきこえない人々にも楽しんでもらいたい」という強い思いを抱いています。8月3日(日)には、東京都大田区の太田文化の森ホールで無料の講演会と手話講座が行われることが決定しました。このイベントは、手話を勉強している人や、興味はあるがまだ学んでいない人々に向けて、楽しく手話を学べる体験の場でもあります。
「劇団アラマンダ」は、沖縄を拠点に活動しており、手話を用いてコミュニケーションをとる楽しさを伝える活動をしています。大屋あゆみは、東京での公演を実現するためにクラウドファンディングを実施しており、目標金額は300万円です。これは長編コメディ劇を開催するために必要な額です。4月から始まったこのプロジェクトでは、現在までに70万円以上が集まっています。クラウドファンディングが終了するのは6月16日で、最終的な支援額に応じてさまざまなプランが設定されており、支援者には特典も用意されています。
大屋あゆみは、プロジェクトの進捗を踏まえ、「多くの方に支えられながらここまで来ました。目標にしている東京公演を何としても実現させたい。この公演が聴覚障がい者にも、そして健常者にも楽しんでもらえるものであることを強く願っています」とコメントしています。
公演詳細は次の通りです。
- - 公演名:「劇団アラマンダ」
- - 開催日:2023年8月3日(日)、開演18:00
- - 会場:太田文化の森ホール(東京都大田区中央2-10-1)
- - 出演者:大屋あゆみ及び他メンバー(詳細は後日発表)
- - 入場料:無料(7月上旬頃からチケットの受付予定)
今回のクラウドファンディングの内容は多岐にわたります。支援金のリターンとしては、感謝のメールやメンバーの画像、さらには公演のエンドロールに名前を載せたり、オリジナルグッズ(ステッカーやタオル、Tシャツ)を提供するプランも用意されています。特に高額プランでは、劇団アラマンダを呼んでの公演開催権もあるため、ファンには見逃せない内容になっています。
大屋あゆみを中心とする劇団アラマンダは、手話と笑いを通じて多様な人々をつなぎ、感動を生む新しい形のエンターテイメントを提供しています。この機会を通じて、手話を学びながら、笑いのあるひと時を過ごすチャンスをお見逃しなく。