薬剤ピッキング新製品
2024-12-16 11:25:27

イトーキ、薬剤ピッキングシステムの新製品を発表し薬局支援へ

イトーキ、薬剤ピッキング業務を支援する新システムを発表



株式会社イトーキは2025年4月に、薬剤自動ピッキングシステム「DAP(Drug Automatic Picking system)with MediMonitor」の新しいバージョンを発売します。このシステムは、薬剤を自動で入出庫できる装置と監査支援システムを統合したもので、業務の効率化が期待されています。

製品開発の背景


薬剤ピッキングの業務は、誤りが起こるリスクが高い作業です。厚生労働省が2019年に出した通知により、薬剤師以外のスタッフでも処方箋医薬品の準備や確認が可能になりましたが、これは薬剤師不足が続く中での対応策の一つです。実際には、全国で薬剤師は25万人以上いるものの、地域によってその数は大きく異なり、特に沖縄県や徳島県では顕著です。

今回の新製品「トレイ位置表示LED棚」は、既存の調剤薬局におけるピッキング業務をさらにスムーズに支援することを目的としています。これにより、業務の過誤を防ぎつつ、薬剤師の負担軽減を図ります。

製品の特徴


この「トレイ位置表示LED棚」は、コンパクトで既存の調剤台の横に置いてもスペースを取らないデザインが特徴です。最大で5人が同時に作業でき、LED表示により遠くからでも視認性が高いです。これまでのシステムに比べ、直感的な操作性を実現し、特に経験の浅いスタッフでも安心して使用できるように設計されています。

高度な監査支援システム


イトーキとメディカルフィールズの共同開発によるこの監査支援システムは、現場経験を元にした設計で、操作も簡単です。タブレットを使ったインターフェースにより、薬剤のピッキングが容易になり、効率的かつ正確に作業を進められます。このシステムは、ピッキング業務の精度を向上させ、薬剤の確認を迅速に行える仕組みとなっています。

薬剤棚の連結が可能


さらに、この製品は薬剤棚の連結や接続が簡単に行え、拡張性も考慮された設計です。最大5連結まで可能で、既存の「DAP with MediMonitor」との併用も容易です。

使用方法


システムの楽な操作性により、レセプトコンピューターにデータを入力するだけで、該当する薬剤トレイのLEDが点灯します。この作業により、薬剤を迅速に見つけ出し、さらにバーコードリーダーを使った照合や重量監査も同時に行え、正確な確認が可能です。

参考情報


本新製品は業務効率化と安全性の向上を目指し、幅広い薬局での導入が期待されています。イトーキは、今後も医療現場における技術革新を進めていく姿勢を示しています。

会社情報


メディカルフィールズ株式会社は2015年に設立されて以来、「最新のIT技術を活用し、多くの人々に笑顔を届ける」ことを企業理念に掲げ、特化したシステムを開発してきました。また、イトーキは1890年からの長い歴史を持ち、働く空間作りをサポートしています。

この新システムにより、薬局の業務効率が向上し、今後の医療現場に大いに貢献することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社イトーキ
住所
東京都中央区日本橋2-5-1
電話番号

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