熊本トイメディカルがStartup World Cup 2025に挑戦！

熊本から世界へ、トイメディカルの挑戦

熊本県熊本市に本社を構えるトイメディカル株式会社が、世界最大級のビジネスピッチ大会『Startup World Cup 2025』に日本代表として出場することが決まりました。この大会には、70カ国以上からのスタートアップが参加し、各国の代表がサンフランシスコに集結して競い合います。準決勝は10月15日（水）、決勝戦は10月17日（金）に行われます。

トイメディカルは、塩分過剰摂取という重要な健康問題に取り組んでいます。従来の減塩方法は、味の薄さや満腹感の低下といった問題があり、特に腎臓疾患を抱える方々には制約があるものでした。しかし、同社が開発した塩分オフセット技術は、海藻から抽出されたアルギン酸を活用し、食事中の塩分を効率的に排出する革新的なメカニズムを提供します。

この技術により、味を維持しながら減塩を実現できるため、食事の満足度を保持しつつ、健康への配慮を同時に可能にします。すでに、トイメディカルの製品にはサプリメントや調味料、さらには煎餅などがあり、世界中の消費者から注目を集めています。

高血圧や心疾患といった生活習慣病のリスクを引き起こす塩分の過剰摂取は、WHOによると、1日あたり5g以上の摂取が危険視されており、世界平均はその2倍にも達します。塩分制限が難しい現代社会において、トイメディカルの技術は、多くの人が求める「おいしく健康的な食生活」を実現するための鍵となるでしょう。

世界の舞台での意気込み

トイメディカルの代表取締役社長、竹下英徳氏は、「熊本・日本発のフードテックとして、塩分オフセット技術で世界の舞台に挑戦します！減塩は誰にとっても簡単ではありませんが、私たちの技術がその課題を解決できることを信じています」と意気込みを語ります。

『Startup World Cup』は、ペガサス・テック・ベンチャーズが主催する、スタートアップが競い合う場であり、優勝すると100万ドルの投資賞金が授与されるという夢のあるイベントです。

今年の大会において、トイメディカルを含む3社が日本代表としてサンフランシスコに挑むことが決まり、日本全体の注目も集まること間違いありません。トイメディカルがこのチャンスをつかむことで、日本のフードテックが国際的に認知されることを願いたいですね。