日清オイリオの新設備
2025-06-17 13:03:23

日清オイリオが新たに水素混焼型コージェネ設備を運用開始

日清オイリオが水素混焼型のコージェネレーション設備を運用開始



日清オイリオグループとJFEエンジニアリングが共同で取り組んできた水素混焼対応の高効率ガスタービンコージェネレーション設備が、2025年4月1日より横浜磯子事業場で運用を開始しました。この新しい設備は、持続可能なエネルギー供給体制の一環として、2050年のカーボンニュートラルの目標達成に向けた重要なステップとなります。

滞りない操業に向けた高効率の導入



本コージェネ設備は、8MW級で、水素と都市ガス等を混焼しながら高効率で発電することが可能です。このシステムは電気と熱エネルギーを同時に生成できるため、食用油生産で必要とされる熱エネルギーを効率的に活用できる点が特長です。これにより、日清オイリオは安定的かつ持続可能な生産体制を確立し、エネルギー生成の面でさらなる効率化を目指しています。

カーボンニュートラルへの道



日清オイリオは、2050年までにカーボンニュートラルを実現するために、エネルギーの効率的な供給が不可欠だと認識しています。水素はその鍵となるエネルギー源とされ、今後、2027年以降には本コージェネ設備において水素を主なエネルギー源として利用することが予定されています。これは、水素供給インフラが整備され次第、速やかに行われる予定です。

革新的な設備配置



この水素混焼型コージェネ設備は、国内初の合理的かつ省スペースの2階建プランとして設計されています。複数台のコージェネ設備を並列配置し、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、持続可能なエネルギー供給を確保することができます。これにより、将来の設備更新もスムーズに進むことが期待されています。

さらなる挑戦と展望



日清オイリオは、2025年の運用開始を皮切りに、今後も水素の社会実装を進めていきます。この取り組みを通じて、社会全体の脱炭素化にも寄与することを目指しています。加えて、JFEエンジニアリングが提供する先進のエネルギー技術と合わせて、顧客のカーボンニュートラルを実現するためのソリューションをワンストップで提供することに注力していく方針です。

まとめ



日清オイリオにとって、この新しいコージェネレーション設備は単なるエネルギー供給の手段ではなく、将来に向けた持続可能な成長の基盤となります。食用油の生産におけるエネルギー効率の向上はもちろん、地球環境に配慮した事業活動は、企業としての責任を果たすためにも重要です。今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
日清オイリオグループ株式会社
住所
東京都中央区新川一丁目23番1号
電話番号
03-3206-5005

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