茨城県境町とフィリピン・マリキナ市が織りなす新たな教育の幕開け
令和7年7月14日、茨城県境町の橋本町長がフィリピンの姉妹都市、マリキナ市を訪れ、「OUR BLOOMING ACADEMYマリキナ校」の開校式に出席しました。このプロジェクトは、境町、マリキナ市、マリキナ市立大学、ONODERA USER RUNの4者が連携したもので、マリキナ市内に無料の日本語学校を開校することを目的としています。
この新しい日本語学校は、単なる語学教育にとどまらず、両市の友情を深める重要な役割を果たしています。
開校の背景
「OUR BLOOMING ACADEMY」は、令和6年10月21日に締結された基本合意書に基づいてスタートしました。この合意書は、教育や人材育成に関する様々な取り組みを進めるためのもので、各関係者が互いに協力し合う姿勢を反映しています。
今年の5月からは学生の募集が行われ、なんと800人もの申し込みがありました。初回の募集人数は50名で、競争は激しいものでしたが、それだけ多くの人々がこのプログラムに関心を持っていることは嬉しいニュースです。これからは年間で約1000人の学生に日本語教育を提供する予定であり、多くの人々が日本語を学ぶ機会を得ることが期待されています。
開校式の様子
開校式は、現地時間の11時から行われ、多数の関係者や学生が出席しました。式典では、テープカットや初回授業の見学がありました。学生たちは、初めての日本語の授業を受け、学習のスタートを切りました。
橋本町長は、開校について「フィリピンと日本の未来をつなぐ架け橋となる素晴らしいプロジェクトです」と基調挨拶をしました。彼は、境町が日本語教育や人材育成に注力していることを強調し、両市の絆がより一層深まることへの期待も述べました。
一方、マリキナ市のテオドロ市長も挨拶を行い、「このパートナーシップを心と行動で深めたい」と抱負を語りました。彼は、文化交流が持続可能な発展につながることを願い、両市の友情がさらに続くことを祈念しました。
今後の展望
「OUR BLOOMING ACADEMYマリキナ校」の開校は、境町とマリキナ市にとって重要なステップであり、両市の交流がさらなる発展を期待されています。学校では、学生たちが日本語を学ぶことで日本文化理解が進み、両国の人々がより親密な関係を築いていくことが目指されています。
この素晴らしい取り組みを通じて、マリキナ市のさらなる発展と、両市民の健康と幸福を多くの人々が願っています。
今回の学校開校を契機に、より多くの人が日本とフィリピンの文化や言語に触れることを期待してやみません。