ボンディッシュと八ヶ岳農業大学校が推進する循環型農業の新しい取り組み
ボンディッシュ株式会社と八ヶ岳農業大学校が締結した包括的な連携協定により、新しい循環型農業のモデルが始まります。このたびの提携は、社員食堂を利用して八ヶ岳農業大学校の学生が育てた新鮮な野菜を都内の食堂で提供する「採れたて野菜マルシェ」の実施を中心に展開されます。
背景と目的
日本の農業における従事者数が減少する中、特に若手の就農者が減少傾向にあることが問題視されています。2015年には約175.7万人だった農業従事者が、2024年には約116.4万人にまで減少する見込みです。この状況に対し、ボンディッシュは社員食堂を通じて健康的な食生活を取り入れ、企業内のコミュニケーション活性化を図ることを目的としています。
また、社内での野菜摂取量が目標値に達していない企業が多い中で、八ヶ岳農業大学校の新鮮な野菜を活用し、健康経営を実現するための取り組みとなっています。
循環型農業「採れたて野菜マルシェ」の内容
このプロジェクトでは、以下のような多岐にわたる取り組みを予定しています。
1.
「採れたて野菜マルシェ」の開催 (7月後半から)
- 八ヶ岳で収穫された旬の野菜を社員食堂で販売します。生産者の顔が見えることで安心感を与え、鮮度の高い食材を提供します。
2.
「野菜のホットスムージー」販売 (6月以降)
- 人気の野菜スムージーに八ヶ岳産の野菜を使用することで、素材の持つ力を引き出し、日常的に楽しめる商品を提供します。
3.
「トウモロコシ」収穫体験 (7月後半から)
- 無農薬で育った高糖度のトウモロコシの収穫体験を提供し、社員が参加できるイベントにします。
4.
八ヶ岳農業体験ツアー (年1〜2回)
- 社員食堂を利用している企業の従業員向けに八ヶ岳での農作業体験を通じ、新鮮な野菜の生産に参加してもらいます。
5.
学生向け食育講座 (不定期)
- 学生に対し、食品提供者視点からの講座を実施し、実践的な学びの機会を提供します。
今後の展望
八ヶ岳農業大学校の校長である丸山侑佑氏は、本プログラムが学生に現場の声を届ける貴重な機会であると述べています。また、ボンディッシュの上形秀一郎社長は農業者・学生・企業をつなぐ架け橋となることで、収穫体験やマルシェを通じて実践的な学びの場を設け、企業が抱える健康問題やコミュニケーション課題の解決につなげていくと強調しています。
この新たな取り組みが、持続可能な農業のモデルとして注目されると同時に、次世代の農業人材が育成される土台となることを期待しています。
ボンディッシュの持続可能な取り組み
ボンディッシュは、従来から食品残渣を有効活用した「循環米プロジェクト」に取り組んでおり、地元埼玉県寄居町と連携して液肥や堆肥を作成しています。このように、食材を通じて資源を循環させる取り組みは今後も続けられ、八ヶ岳の新鮮な野菜を通じた仕組みもその一環として発展していくでしょう。
結論
今回の連携は、循環型農業の重要性を再認識し、問題解決に向けた新しいモデルを構築する第一歩となります。企業内の健康経営やコミュニケーションの活性化を推進しつつ、若手農業人材の育成を図ることで、持続可能な未来を共に創造していくことが求められています。