XTech Venturesの新ファンド
2018-08-06 07:00:03
XTech Venturesが50億円規模のファンドを設立しミドル層の起業を促進へ
XTech Ventures、ミドル層起業家を支援する新たな1号ファンドを設立
独立系ベンチャーキャピタルであるXTech Ventures株式会社が、50億円規模の1号ファンドを設立したことを発表しました。このファンドは、特にIT業界におけるミドル層の起業家をターゲットにしており、彼らの起業活動を支援することを目的としています。
設立の背景
IT業界の発展が始まった2000年前後から約20年が経ちました。この間に、多くの30代や40代の中堅社員が豊富な経験を積んでいる一方で、自ら起業する人の数は他国に比べて少ないという現実があります。XTech Venturesは、こうした中堅層が持つ潜在能力を最大限に活かすために、経営支援やIPO支援を通じて、起業を後押しする役割を果たします。
1号ファンドの概要
XTechが設立したこのファンドは、「XTech1号投資事業有限責任組合」と名づけられています。ファンドの運用期間は10年で、シードステージからアーリーステージまでの企業を対象に、平均して1億円を投資します。主な組合員にはみずほフィナンシャルグループや東京建物、グリーなどの大手企業が名を連ねており、強力なサポート体制が敷かれています。
XTech Ventures株式会社について
XTech Venturesは、2018年に設立された株式会社で、IT業界に特化したベンチャーキャピタル事業を展開しています。本社は東京都中央区にあり、代表を務める西條晋一は、多くの新規事業を推進した経験を持つ実力者です。
西條晋一のプロフィール
西條は1973年に徳島県で生まれ、早稲田大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に勤務。その後、サイバーエージェントに転職し、多数の新規事業を手掛けました。2004年には取締役に就任し、2008年からは専務取締役としてシリコンバレーにも駐在しました。彼の豊富な経験と国際的な視野が、XTechの成長力を大きく引き上げると期待されています。
ミドル層起業家支援の重要性
XTech Venturesの取り組みは、単に資金を提供するだけでなく、起業家への総合的なサポートを意味します。特に、経験豊富なミドル層が市場に対して新しいアイデアやプロダクトをもたらすことで、産業全体の競争力を高めることが期待されています。今後、どのような新興企業が誕生し、成長していくのか、注目が集まります。
まとめ
XTech Venturesの設立した新ファンドは、日本のIT業界における起業家精神を刺激し、さらなる成長を促す礎となることでしょう。今後の展開や新たな起業家の登場が、業界にどのような影響を与えるか、注視していきたいところです。
会社情報
- 会社名
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XTech株式会社
- 住所
- 東京都中央区八重洲1-5-20東京建物八重洲さくら通りビル3階
- 電話番号
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