小野写真館、はるの写真工芸をグループ化し新たな戦略を展開

小野写真館、はるの写真工芸をグループ化

株式会社小野写真館（茨城県ひたちなか市、代表取締役：小野哲人）は、はるの写真工芸株式会社（栃木県小山市、会長：野沢幸久）の全株式を取得し、両社がグループ化されることを発表しました。この取り組みは、業界をリードする新たな戦略の一環として位置付けられています。

はるの写真工芸の魅力

はるの写真工芸は、長年にわたり写真加工やプリント技術に特化し、高品質で多様なサービスを提供してきました。特に、日本全国の保育園や幼稚園、小学校へのカメラマン派遣サービスが好評を博し、地域の子どもたちの貴重な瞬間を記録する手助けを行っています。これにより、普段の様子や特別なイベントの写真が家庭に届けられ、保護者からも高い評価を得ています。

グループ化の意義

今回のグループ化により、以下の2つの目的が掲げられています。

1. ### サービスの多様化
はるの写真工芸の技術と経験を活かし、従来のサービスに加え、より革新的で多様な写真商品を提供すること。これにより、顧客のニーズに応えるとともに、市場の変化にも迅速に対応する体制が整います。

2. ### 市場シェアの拡大
両社の強力な顧客基盤を融合させ地域市場におけるシェアを増強し、競争力を一層高めることを目指しています。これにより、地域における写真市場でのプレゼンスを高めることが期待されています。

今後の展望

はるの写真工芸は、現在の事業を継続しながら、小野写真館のグループ企業としての運営を続けます。小野写真館は、2021年に開始したインターネット販売サービス『BABY365』に続いて、今回のグループ化によって新たなインターネット写真販売サービスを強化し、売上比率を全体の約10%に引き上げる計画です。

コロナ禍でリアル店舗に依存していた事業のポートフォリオから脱却し、はるの写真工芸のさらなる事業展開が期待されます。最終的には、インターネット販売の比率を約30%に増加させる目標を掲げています。